米国時間6月25日、アップルの株価が約5%下落した。これは、同社が主要製品の一斉値上げを受けたものだ。アップルのティム・クックCEOは最近、AI需要の急増に伴うメモリーやストレージのコスト高騰により、値上げは「不可避」だと警告していた。
25日午後の時点で、アップルの株価は5.3%安の約277ドルまで下落した。一時は最大6%安まで下げていたが、その後はやや持ち直した。この下落によって同社の時価総額は約2750億ドル(約44.28兆円。1ドル=161円換算)消失し、4兆ドル(約644兆円)をわずかに上回る水準にまで減少した。世界の時価総額ランキングでは第3位に転落し、アルファベット(約660.1兆円)を下回った。首位を走るエヌビディアの時価総額は4兆7000億ドル(約756.7兆円)だ。
MacBook Pro、MacBook Neo、MacBook Air
今回の価格改定により、シリーズの最安モデルである14インチMacBook Pro(1テラバイト)の最低価格は1699ドルから1999ドルへと引き上げられた(訳注:日本価格は27万9800円から33万9800円へと値上げ)。これが単一の製品としては最大の値上げとなる。
自社が展開するノート製品の中で最安のMacBook Neo(256ギガバイト)は599ドルから699ドルに値上げ(訳注:日本価格は9万9800円から11万9800円へと値上げ)され、13インチMacBook Airの最安モデル(512ギガバイト)も1099ドルから1299ドルへと改定された(訳注:日本価格は18万4800円から22万4800円へと値上げ)。
一部iPadの価格も大幅に値上がり
一部のiPadの価格も大幅に値上がりした。11インチiPad Air(128ギガバイト)の最低価格は599ドルから749ドルになり(訳注:日本価格は9万8800円から12万9800円へと値上げ)、11インチiPad Pro (Wi-Fiモデル、256ギガバイト)は999ドルから1199ドルに引き上げられた(訳注:日本価格は16万8800円から20万9800円へと値上げ)。
クックは6月初め、コスト高騰分を消費者に転嫁せざるを得ないと警告
クックは6月初め、メモリーやストレージのコスト高騰分を消費者に転嫁せざるを得ないと警告し、「部品価格がこれほど短期間に、ここまで高騰した例は過去にない」と述べた。また、ウォール・ストリート・ジャーナルの取材に対しては、「これは100年に1度の洪水のようなものだ。40年以上のビジネスキャリアにおいて、いかなる分野でもこのような事態は見たことがない」と語っていた。



