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キャリア

2026.06.26 13:00

成果横取りや責任転嫁を繰り返す「有害な上司」への正しい対処法

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ストレスによるメンタルの崩壊を防ぐ

有害なマネジメントがメンタルヘルスに与える悪影響は非常に大きい。ザ・ハリス・ポールの調査では、47%が「上司の行動のせいでストレスを抱えたり、燃え尽きたり、メンタルヘルスが悪化したりした」と回答している。さらに、「上司が原因でセラピーを受けた」と回答した人は53%だった。

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こうした数字は、多くの従業員がすでに直感的に知っていることを反映している。つまり、敵対的な上司や、要望がころころ変わって予測ができない上司と常に接していると、心身がすり減って、その影響は仕事以外にも波及する、ということだ。

そうした職場環境で自らの心を守るためには、ただ我慢するのではなく、意識して回復に努めなくてはならない。勤務時間外の連絡については、可能な限りはっきりと線を引こう。職場以外では、エネルギーを回復するための習慣を維持しよう。セラピストや信頼できる友人、プロのコーチなどの助けを借りて、自分が置かれた状況に理性を失わずに対応できるよう努めよう。

有害な上司を相手にしている時、「落ち着いた状態を保つこと」は決してぜいたくなどではなく、戦略的な必須条件なのだ。

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苦情を申し立てる時は、戦略的にアプローチする

有害な上司について苦情を申し立てることは、そう簡単ではない。ライブキャリアの調査では、「問題のある上司について、正式に苦情を申し立てるのは安全ではない」と回答した者が54%に上った。リスクが伴うし、キャリアにも不利になると見ているわけだ。

同調査ではまた、「問題のある上司は、何のとがめも受けずに昇進したか、役職を維持した」と回答した人が48%だった。一方、「コーチングや研修を受けて改善した」ケースはわずか6%だった。だからといって、苦情を申し立てることが必ずしも間違った選択だというわけではない。慎重に動く必要があるということだ。

苦情を申し立てるなら、準備した上で行動を起こそう。個人的な苦情としてではなく、仕事への影響を記した記録をもとに話を切り出そう。上司の行動に関する自分の考えだけでなく、チームのパフォーマンスや離職リスク、目標の未達成といった観点から、懸念を伝えよう。

上司の上司や、シニアメンター、人事部の信頼できる担当者など、信頼しても大丈夫と思える頼もしい味方を見つけておこう。また、申し立てる前に、起こり得るさまざまな結果について、じっくり検討しておこう。

訴え出ることが、うまくいくこともある。ただし、感情的にならず、戦略的な姿勢で臨むことが成功の最大の鍵だ。

有害な上司との闘いは長期戦

短期的には、上司とのあいだで何が起きていようと、プロフェッショナルとして会社での存在感を高めることに努めよう。社外向けプロフィルを最新の内容に更新し、自分が属する業界とのつながりを維持し、直属の指揮系統以外の人との関係構築を続けよう。

いずれは、転職したり、勤務先を退職したりするのが正しい選択になる日が来るかもしれない。しかしそれまでのあいだであっても、ほかの選択肢を持つ人間として行動することは、自らの姿勢を変化させ、巡ってくるチャンスを増やす可能性もある。

ザ・ハリス・ポールのロドニーが述べたように、有害な上司は、組織における投資の失敗に原因がある。しかし、あなたがコントロールできることもある。それは、有害な上司のせいで自分のキャリアが左右されないようにすることだ。

forbes.com 原文

翻訳=遠藤康子/ガリレオ

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