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2026.07.07 14:15

Amazon EUで部長やって感じた「高まる日本人の価値」、今こそ海外出稼ぎせよ

Getty Images

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現在、AmazonやMetaをはじめとするグローバルテック大手では、ホワイトカラーの10〜20%に及ぶ大規模な人員削減や、労働力の再配置が猛烈なスピードで進んでいます。

日本では、独特の雇用慣習や厳しい解雇法制、そして何よりAI導入に対する「様子見」の姿勢から、欧米ほどのドラスティックな影響はまだ表面化していません。しかし筆者は、せいぜい1年程度のタイムラグを経て、欧米と同等、あるいはそれ以上の「AI失業の大波」が日本にも確実に押し寄せると想定しています。

「牧歌的時代」の終焉

「組織に懸命に尽くしていれば、会社が最後まで守ってくれる」という牧歌的な時代は完全に終わりました。

では、国家という単位はどうでしょうか。経済的に見れば、日本円の弱体化は歯止めがかからず、かつてのように気軽に海外旅行を楽しむことすら困難になりつつあります。世界に目を向ければ、社会や民族の分断が進み、中国・ロシア・北朝鮮をはじめとした旧来の独裁国家の不穏な動きなど、地政学的リスクは高まる一方です。民主主義のリーダーであった米国さえも機能不全の様相を呈しており、日本を取り巻く環境は極めて不安定です。

生成AIの登場により、皮肉にも「言語の壁」は急速に崩壊し、日本にいながら海外業務に携わる疑似体験は容易になりました。しかし本質的な問題は、「企業も国家も当てにならない非常に不安定な社会で、どう生き抜くか」という点にあります。少なくとも現役世代、そして私たちの子供世代の時間軸においては、「自分の身は自分で守る」というマインドセットへの転換が不可欠です。

本稿では、AI全盛・激動の世界情勢において、あえて今、海外挑戦・グローバルキャリアを追求する真の意義と、それを実現するための実践的アプローチを考察します。

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海外挑戦がもたらす「3つのパラダイムシフト」

留学、移住、海外就業。これら海外挑戦の意義は、大きく3つに集約されます。

1. 自己実現:「出る杭が伸ばされる」環境へ身を置く

海外へ出る本質的な理由は、何よりも自己実現にあります。「世界で戦いたい」と願うアスリートやアーティストだけでなく、ビジネスパーソンも環境を変えることで才能を一気に開花させる例は枚挙にいとまがありません。「周りに合わせること」が美徳とされる環境もあれば、「個を主張すること」がリスペクトされる環境もあります。

大切なのは、自分の個性にフィットした環境を選び、最大限に自己表現をして豊かな人生を歩むことです。また、海外から母国を客観視することで視野が広がり、結果として日本の良さを再認識するケースも非常に多いものです。筆者自身、米国や欧州で生活し、家族やクオリティ・オブ・ライフ(QOL)を最優先にする人々に囲まれる中で、仕事の意義や人生の優先順位が劇的に変わりました。

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文=竹崎孝二 編集=石井節子

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