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食&酒

2026.06.25 16:30

世界最高のラム12選──2026年IWSCゴールド・アウトスタンディング受賞銘柄

stock.adobe.com

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インターナショナル・ワイン&スピリッツ・コンペティション(IWSC)が2026年の「ゴールド・アウトスタンディング」メダル受賞銘柄を発表した。メッセージは明快だ。プレミアムラムの時代が到来した一方で、その鼓動の中心はいまなおカリブ海にある。

今年メダルを獲得した184エントリーのうち、ゴールド・アウトスタンディングの栄誉に輝いたラムはわずか12本。この特別な階層に到達した銘柄は、11月12日にロンドンで開催されるIWSC年次アワードの祝賀に先立ち、トロフィー審査の対象へと進む。1969年に創設された同コンペティションは、飲料業界で最も尊敬を集める名称の一つであり、このレベルでの入賞は、そのボトルが世界最高峰の仲間入りを果たしたことを意味する。

なかでも群を抜いていたのが、バルバドスのフォースクエア・ラム蒸留所だ。12本のゴールド・アウトスタンディングのうち5本を獲得し、今年のファイナリストのほぼ半数を占めた。透明性、誠実な熟成年数表記、無添加ラムを長年掲げてきた蒸留所にとって、この大量受賞は、自らの信条が正しかったことを証明するかのようである。

全体結果は、ラムが世界的影響力を拡大していることも映し出す。受賞12本のうち10本は、何世紀にもわたりこのスピリッツを形づくってきたカリブ海の島々──バルバドス、ジャマイカ、グアドループ──の出身だが、日本とスコットランドからのファイナリストは、このカテゴリーの国際的プレゼンスの高まりを示している。受賞ボトルのほぼすべてが、名高いスコッチやバーボンに匹敵する熟成年数表記を備えており、ラムがいま、複雑さ、出自、クラフトマンシップを求める世界中のコレクターを惹きつけていることがわかる。

ラム最大の話題:フォースクエアの支配

フォースクエア・ラム蒸留所ほど、熱心な愛好家の間でラムの評価を引き上げることに貢献してきた蒸留所は多くない。マスター・ディスティラー兼ブレンダーのリチャード・シールのもと、バルバドスの同社は、添加物、熟成、そしてラムが実際にどう造られるのかに関する明確さを求める、カテゴリー随一の大きく、かつ信頼できる声となった。

今年の結果は、そのメッセージが浸透していることを示唆する。フォースクエアはゴールド・アウトスタンディング受賞12本のうち5本を送り込んだだけでなく、熟成ラム部門を席巻した。最高評価に到達した熟成ラム7本のうち5本がフォースクエアの銘柄であり、現代ラムを代表する存在としての地位を確固たるものにした。

2026年のベスト熟成ラム

今年のリストを貫くテーマがあるとすれば、それは「しっかり熟成したラム」の台頭である。ゴールド・アウトスタンディング受賞12本のうち7本には12〜21年の熟成年数表記があり、より洗練された熟成プログラムが、ラムをプレミアムウイスキーやコニャックと真正面から競わせていることの証左となった。

Foursquare Supernum 21 YO Rum(98点)

R L Seale & Company Limited(バルバドス)

21年熟成のスーパーナムは、今年のファイナリストのなかで最も長期熟成のラムであり、ラムがいかに洗練された存在になったかを示す好例である。ポットスチルと連続式蒸留機による原酒をブレンドする──フォースクエアの特徴──ことで、豊かさと骨格に、優雅さと節度をバランスさせている。多くのカテゴリーは熟成の長さを称賛するが、20年超にわたり樽熟成させながら均衡を保てる生産者は少ない。スーパーナムが上位に並んだことは、フォースクエアがまさにそれを成し遂げたことを示している。

Foursquare Epilogue 19 YO Rum(98点)

R L Seale & Company Limited(バルバドス)

エピローグは、フォースクエアの名高い「Exceptional Cask Selection」シリーズをさらに拡張する1本であり、いまやラムの年間リリースとして最も渇望される存在の一つとなっている。19年熟成で、アルコール度数57%でボトリング。添加物や甘味料を用いない、熟成年数表記のフルフレーバー・ラムへの蒸留所の献身が反映されている。ウイスキー・コレクターをラムの信奉者へと変えてきたのは、まさにこうしたボトルである。

Foursquare Mandamus 16 YO Rum(98点)

R L Seale & Company Limited(バルバドス)

マンダムスはフォースクエアの成功を継続する1本である。16年熟成でアルコール度数57%でボトリングされ、蒸留所が高い評価を得る一貫性を示している。ポットスチルと連続式蒸留機による原酒は、バルバドスの熱帯の暑さのもとで熟成される。冷涼な気候より熟成がはるかに速く進む環境が、際立った奥行きを生み出す。

Foursquare Penultimus 15 YO Rum(98点)

R L Seale & Company Limited(バルバドス)

ペナルティマスは、現代フォースクエアのシグネチャーを体現する。力強く、熟成年数表記があり、徹底して透明性を貫く。15年熟成、57%という仕様で、甘味付けや大仰なマーケティングに頼ることなく、熟成ラムそのものを語らせる。その結果は、生涯のラム党にも、このカテゴリーを探求するウイスキー・ファンにも訴求する。

Foursquare Indomitas 15 YO Rum(98点)

R L Seale & Company Limited(バルバドス)

アルコール度数62%でボトリングされたインドミタスは、フォースクエアのファイナリスト5本のなかで最もハイプルーフである。名称はラテン語で「飼いならされない」を意味し、十分な熟成と真のパワーを併せ持つラムにふさわしいラベルだ。それでもフォースクエアの評価は、バランスと飲みやすさに根差している。審査員も明らかにその両方を見いだし、同コンペティション最高水準のスコアの一つを与えた。

12 YO Rare Single Cask Strength Rum(98点)

セント・ニコラス・アビー(バルバドス)

フォースクエアが大きな評価を集める一方で、セント・ニコラス・アビーは、世界級のバルバドス生産者が1社だけではないことを思い起こさせる。島でも最も歴史あるプランテーションの一つに位置し、細心の注意を払って少量生産のラムを造っている。この敷地は、カリブ海に残る数少ないプランテーションのグレートハウスの一つであり、バルバドスでいまなお自社のシングルカスクをボトリングする数少ない生産者の一つでもある。来訪者は敷地内のヘリテージ鉄道に乗ることさえできる。

この12年熟成のシングルカスクは、大規模ブレンドとは異なる道を歩む。各樽がそれぞれ固有の個性を育むため、シングルカスクのボトリングはコレクターの間で高く評価される。カスクストレングスでボトリングされており、木樽から出たそのままのラムを味わえる。

MSR Limited Edition Single Mark 2007 Rum(98点)

モニマスク・プランテーション(ジャマイカ)

モニマスク・プランテーションは18世紀に起源を持ち、いまなおジャマイカで最重要のラム生産者の一つである。現在は、歴史あるクラレンドン蒸留所の一部に位置し、ブレンダーやインディペンデント・ボトラーが世界中で追い求める特徴的な「マーク」で知られる。2007年に蒸留され、15年以上を経てボトリングされたこのリミテッドエディションは、長期熟成のジャマイカラムが到達し得る深みを示すとともに、この島がプレミア・ラムの国であることを改めて強調している。

2026年のベスト・ケーンジュースラムとホワイトラム

すべての偉大なラムが、オークで何十年も過ごすわけではない。今年のファイナリストのうち、とりわけ興味深い数本は、フレッシュなサトウキビ果汁の純粋さと、糖蜜以外に広がるスタイルの幅広さを称えている。

Le 55 Rhum(98点)

ディスティルリー・ロンゲトー(グアドループ)

ディスティルリー・ロンゲトーは、グアドループで最も古い家族経営の生産者の一つであり、カリブ海で最も尊敬されるアグリコールの名門の一つでもある。多くのラムとは異なり、アグリコールはフレッシュなサトウキビ果汁から直接蒸留されるため、青々しさ、フローラルさ、土っぽさを帯びた香味を持つ。アルコール度数55%でボトリングされたLe 55 Rhumは、サトウキビとテロワールを鮮烈に表現し、その成功はケーンジュース由来スピリッツへの評価の高まりを物語っている。

The Wild & South C 2 YO Rum(98点)

篠崎(日本)

ここに日本が入っていることは、読者にとって意外かもしれない。日本はウイスキーで知られるが、ラム産業はいまなお注目を集めにくい。篠崎が手がけるWild & South Cは、連続式蒸留機とポットスチルの原酒をブレンドし、2年間熟成させてからボトリングされる。ゴールド・アウトスタンディングの受賞は、日本の生産者が、自国のウイスキーを作り替えたのと同じ執念深いまでの細部へのこだわりを、新たなカテゴリーにも持ち込んでいることを示唆する。

2026年のベスト・オーバープルーフラム

かつてはバーテンダーの道具と見なされていたプレミアム・オーバープルーフラムは、その強度と凝縮したフレーバーを求める飲み手の間で、熱狂的な支持を獲得してきた。

Great House Distillery Edition 2025 Rum(98点)

ハンプデン・エステート(ジャマイカ)

ラム愛好家の間で、ハンプデン・エステートほど重みのある名は多くない。1753年創業のジャマイカの蒸留所で、芳香の強さと複雑さで珍重される高エステルラムで有名だ。近年、ハンプデンはコレクターの執着の的となり、プレミアム・ジャマイカラムへの渇望をさらに煽っている。年次リリースのGreat Houseシリーズは、カテゴリーでも最も待望される存在の一つであり、2025年版は明確に審査員の心をつかんだ。

Overproof Rum(98点)

ワーシー・パーク・エステート(ジャマイカ)

ワーシー・パークは、ジャマイカで最も古い砂糖農園の一つであり、偉大な復活物語としても知られる。長い休止を経て2005年に蒸留を再開し、瞬く間に島で最も尊敬される生産者の一つとなった。アルコール度数63%でボトリングされたOverproof Rumは、ジャマイカラムを有名にした大胆な風味を示しつつ、世界最高峰と競うために必要なバランスも保っている。

The Original Islay Overproof Rum(98点)

アイラ・スピリッツNo. 2 リミテッド(英国)

リスト中で最も意外な名は、スコットランドのアイラ島から来た。ラムよりも、むしろピーテッドのシングルモルトと強く結びつく土地である。アルコール度数63%でボトリングされたThe Original Islay Overproof Rumは、伝統地域の外にいる生産者がこのカテゴリーの限界を試していることを示す。カリブ海の最上級品と並んで名を連ねたことは、偉大なラムが最も意外な場所から生まれ得るという事実を思い出させる。

forbes.com 原文

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