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欧州

2026.06.25 12:30

ロシアに戦いを挑むベラルーシの反体制派「サイバーパルチザン」

ロシアの侵攻からウクライナを防衛するベラルーシ人志願兵から成る「カストゥシ・カリノウスキ連隊」のパベル・シュルメイ司令官。2024年11月27日撮影(Artur Widak/NurPhoto via Getty Images)

ロシアの侵攻からウクライナを防衛するベラルーシ人志願兵から成る「カストゥシ・カリノウスキ連隊」のパベル・シュルメイ司令官。2024年11月27日撮影(Artur Widak/NurPhoto via Getty Images)

ベラルーシは、ロシアによるウクライナ侵攻の足場となっている。侵攻開始から4年が経過した今、ベラルーシで最も著名な反体制グループの1つがロシアへの反撃を強めている。

ベラルーシ人の中には武器を手に取り、ウクライナを防衛するための部隊に加わった者もいる。また、サイバー抵抗運動に参加したベラルーシ人もいる。「サイバーパルチザン」として知られるこのグループは過去5年間にわたり、自国のアレクサンドル・ルカシェンコ政権を標的として活動してきたが、最近ではロシアを標的にするようになった。

2020年のベラルーシ大統領選挙を巡る論争をきっかけに結成されたサイバーパルチザンは、東欧最大規模のサイバー抵抗グループに発展した。同グループはこれまで、ウクライナ侵攻に向かうロシア軍の移動を妨げた2022年のベラルーシ鉄道への妨害や、ソビエト国家保安委員会(KGB)関連記録の暴露、国家機関に対するサイバー攻撃などを実行してきた。

ベラルーシからロシアへ

筆者の取材に応じたサイバーパルチザンのユリヤナ・シェメトベツ広報担当は、同グループの焦点はロシアの標的へと移りつつあると語る。「近い将来、われわれの戦略を公表する予定だ。現時点で言えるのは、焦点はロシアにあるということだけだ」

「グループは高度化と規模の拡大を遂げた。現在では、はるかに厳重に保護されたロシアのネットワークを攻撃している」。シェメトベツ広報担当によると、人工知能(AI)が作戦の拡大に向けた重要な道具となったため、この1年間、メンバーの人数は安定しているという。「われわれは今後、ロシアを標的とした破壊活動に注力する計画だ」

一方、ベラルーシの情報機関もサイバーパルチザンへの潜入や妨害を試み続けている。シェメトベツ広報担当は、「これはわれわれが日常的に対処している絶え間ない脅威だ」と語った。

ベラルーシの反体制派との連携

サイバーパルチザンは、ウクライナのために戦うベラルーシ人志願兵から成る「カストゥシ・カリノウスキ連隊」を含む、ベラルーシの反体制派と連携しながら活動している。同連隊のパベル・シュルメイ司令官は、筆者の取材で次のように述べた。「われわれはウクライナのために戦っている。他方で、ロシアがこの地域への支配力を失わない限り、ベラルーシが自由になることは決してないことも理解している」

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翻訳・編集=安藤清香

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