夏至を過ぎ、夜が再び長さを取り戻しはじめた。今週、月は夜ごとに輝きを増し、空で存在感を強めていく。週明けには6月の満月「ストロベリームーン」が日没と入れ替わりに昇ってくる。月が明るいため暗い星々はかき消されてしまうが、夏の夜空を彩る主だった星座はすでに見えており、毎晩少しずつ早くその姿を現している。2026年6月23日からの1週間の夜空の見どころを紹介しよう。
6月23日(火):半月とスピカ
上弦を1日過ぎてややふっくらした半月が、夕方~深夜にかけて、おとめ座の1等星スピカに接近する。
6月24日(水):3惑星の共演が見納め
今週は、日の入り後の空で金星、木星、水星の3つの惑星を一緒に観察できる最後のチャンスだ。太陽系最小の天体である水星は現在、西の低空で木星と金星の下に位置しており、まもなく見えなくなる。3つの天体はいずれも地平線に向かって沈みつつあるため、地平線まで見晴らせる場所を見つけておこう。
6月27日(土):月とアンタレス
満月までもう一息の明るい月が、27日夕方~28日未明にさそり座の1等星アンタレスに大接近する。赤く輝くアンタレスは火星と混同されやすいが、「さそりの心臓」の異名をとる赤色超巨星で、さそり座で最も有名な星だ。
6月29日(月):火星とすばるが接近
未明~明け方の空で、火星とおうし座のプレアデス星団(すばる、M45)から約4度の距離まで接近する。
すばると火星の共演
今週はどこかのタイミングで日の出の1時間~1時間半前に起きて、東の低空に目をこらしてみてほしい。「すばる」の和名で知られるおうし座の散開星団、プレアデス星団の右下に赤く輝く火星が見えるはずだ。6月下旬~7月上旬に火星はプレアデス星団の下を滑るように通過していく。最接近は6月29日(月)頃となる。



