辞任発表の直後から、スターマーは野党各党による激しい批判にさらされた。保守党のケミ・ベーデノック党首はXへの投稿の中で、「英国は統治不可能な国ではない。キア・スターマーがひどい首相だっただけだ。しかし問題はスターマー個人にとどまらない。社会保障担当相が指摘した通り、労働党の議員は給付金をばらまくための増税しか頭にない。誰が党を率いようとも、これが労働党の選択であり、彼らの価値観だ」と述べた。
極右政党のリフォームUKを率いるナイジェル・ファラージ党首も、「我が党は総選挙を要求する。根本的な変革を成し遂げる準備はできている。労働党がまた別の職業政治家を首相官邸へ送り込めると思っているなら、それは大間違いだ」と主張した。
さらに緑の党のザック・ポランスキー党首もスターマーを非難し、「この国に必要なのは大胆な方向転換だ。大多数の国民を生活費の高騰にさらし、富と権力を独占する支配者層に立ち向かうことを完全に怠ったからこそ、スターマーは国民の信頼を失ったのだ」と述べた。
英国首相として任期を全うしたのは、保守党のデーヴィッド・キャメロン元党首が最後となる。第1次キャメロン政権は2010年5月から2015年5月まで続き、自由民主党との連立政権を率いた。2015年の総選挙では保守党を単独過半数での勝利に導き政権を維持したものの、その1年後、ブレグジット(英国のEU離脱)をめぐる国民投票の結果を受けて辞任した。それ以降、テリーザ・メイ、ボリス・ジョンソン、リズ・トラス、リシ・スナクといった保守党のリーダーたち、そして労働党のスターマーが首相の座に就いたが、誰一人として任期を全うできていない。


