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働き方

2026.06.27 13:00

生活費を抑えて生活の質を上げる、海外移住で注目される世界の5都市 2026年版

スペインの地中海沿岸に位置する海辺の町、バレンシア/stock.adobe.com

スペインの地中海沿岸に位置する海辺の町、バレンシア/stock.adobe.com

長年にわたり、リスボンとバリ島はリモートワーク・ムーブメントのまぎれもない主役だった。手頃な生活費、ライフスタイル、コミュニティ、インフラを魅力的に組み合わせ、世界中の場所に縛られないプロフェッショナルを引きつけてきた。

しかし、人気の中心地は常に移り変わるものだ。

住居費が上昇し、観光が増え、空間をめぐる競争が激しくなるにつれ、かつて自由の象徴だった目的地が、10年前と同じ価値をなお提供しているのか、疑問を抱き始めるリモートワーカーもいる。

いま多くの人が、強固なインフラ、より低い生活費、長期的に持続可能だと感じられる生活の質を求め、当初のホットスポットの外へと視線を向けている。

この動きは、手頃さ、生活の質、優先順位の変化が移住の意思決定を形作るなかで、働く量を抑えつつ暮らしていける場所を模索するさらに大きな潮流を映し出している。

多くのリモートワーカーにとって、目的はもはや「次のホットスポット」を見つけることではない。新奇性が薄れた後も暮らし続けられる場所を見つけることだ。そして、その場所は必ずしもリモートワーク・ムーブメントを最初に定義した土地とは限らない。ここでは、手頃さ、柔軟性、より良い生活の質を求めるリモートワーカーを引きつけている5つの都市を紹介する。

スペイン・バレンシアは欧州で最も人気のリモートワーク都市の1つになりつつある

バレンシアは、リスボンやバルセロナの先を見据えるリモートワーカーにとって、欧州でも屈指の魅力的な目的地として静かに台頭してきた。ビーチ、歩いて回れる歴史地区、信頼できる公共交通機関、拡大するコワーキングスペースのネットワーク。これらが、活気と扱いやすさを併せ持つ地中海のライフスタイルに包まれている。

欧州の一部の大都市とは異なり、バレンシアは国際的な関心が高まるなかでも、その個性を概ね保ってきた。近年は住宅コストが上昇しているものの、マドリードやバルセロナより手頃であり、欧州主要ハブのような価格帯を負担せずに高い生活の質を求めるリモートワーカーにとって魅力的だ。

スペインのデジタルノマドビザも、場所に縛られないプロフェッショナルの間で同国の魅力を押し上げている。海外に長期滞在しながら働くことを希望する申請者に、合法的な滞在への道筋を提供する制度である。

バレンシアの人気上昇は、リモートワークが暮らしの場所をどう変えつつあるのかという、より大きな変化を反映している。住まいと呼ぶ場所を決めるにあたり、柔軟性、ライフスタイル、長期的な生活の質を優先するプロフェッショナルが増えているのだ。

多くの人にとって、この都市最大の強みはバランスにある。良好なインフラ、国際的な接続性、ビーチ、文化、コミュニティといったリモートワーカーが求める要素を備えながら、欧州の著名ホットスポットほど混雑せず、スピード感も過度ではない。

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