【重要】会員機能一時停止とサイトメンテナンスのお知らせ

食&酒

2026.07.11 14:00

世界最高峰のブレンデッドスコッチ9選、IWSCで95点超の銘柄

stock.adobe.com

White Heather(ホワイト・ヘザー)/スコットランド/ブレンデッド・スコッチウイスキー/ライトリーピーテッド/21年/アルコール度数48%/750ml:スピリッツ・ゴールド、95点

ホワイト・ヘザー21年は、世界2000本のみの希少な限定ブレンデッド・スコッチで、ビリー・ウォーカーが手がけた。グレンアラヒーとマックネアーズで知られるベテランのマスターブレンダーが、持ち味であるマルチカスクのアプローチを、クラシックなブレンデッド・スコッチの形式へ持ち込んでいる。

advertisement

ブレンドはシングルモルト47%(ハイランド、スペイサイド、そしてアイラ島の蒸留所に由来)とグレーンウイスキー53%で構成される。島のモルトがもたらす甘みとスモークに、ハイランドとスペイサイドの果実味とはちみつのような個性が重なる。熟成は手が込んでいる。ファーストフィルおよびセカンドフィルのアメリカンオークとスペイン産シェリーオークを組み合わせて18年熟成したのち、さらに3年間、ペドロ・ヒメネスシェリー、オロロソシェリー、そしてミディアムチャーのアパラチア産オーク樽でフィニッシュする。ろ過は行わず、着色も加えない。

香りにはヒースのはちみつ、バターのようなキャンディー、淡いピートスモーク、そして軽いタンニンの芯が現れる。使用した複数の樽種による複雑さが反映されたプロファイルだ。味わいはリッチでビロードのように滑らか。はちみつの甘み、ドライフルーツ、リッチなオーク、トフィーに、島モルト由来の穏やかな温かみが添う。余韻は長く甘やかで、ベーキングスパイスの余韻と、かすかなピートスモークの痕跡が残る。

2000本という希少性から、これは本リストで最もコレクション価値の高いウイスキーである。大手商業ブランドの制約の外で、才気あるマスターブレンダーが何を成し得るかを示す、最も説得力のある論拠のひとつでもある。

advertisement

9本のウイスキーは、「ブレンド」という言葉が意味し得るものを9通りに示している。ブレンデッドモルトもあれば、より一般的なグレーンとシングルモルトのブレンドもある。結果は、19年から40年のワイルドムーアまで、幅広い熟成年数、4つの異なるカスクフィニッシュ戦略、そしてバランタインやシーバスの大衆市場を代表する権威から、ホワイト・ヘザーの2000本というマイクロリリースの精密さまでを横断する。それらを結びつけるのはスタイルではなく、技術である。

2026年のIWSCブレンデッド・スコッチ結果からは、3つのテーマが浮かび上がる。第1に、熟成革命だ。長期熟成はもはやシングルモルトだけの専売特許ではない。ワイルドムーア40年と、62ガン・サルートにおける最低40年熟成の構成原酒は、ブレンデッド・スコッチの名門が忍耐強く時を重ねてきたこと、そしてその忍耐がいま成果をもたらしていることを示している。

第2に、ビリー・ウォーカーの並外れた影響力である。9銘柄のうち3つは、彼の手跡が直接、あるいは彼が形づくってきたブランドを通じて刻まれている。グレンアラヒー、マックネアーズのラムリーク、ホワイト・ヘザーにまたがって適用される彼のマルチカスク熟成哲学は、スコットランドで最も複雑で技術的に野心的なブレンデッドウイスキーのいくつかを生み出している。

第3に、実験的なブレンデッドモルトの台頭だ。ノーブル・レベルのシャルドネ酵母発酵や、ラムリークの赤ワイン樽フィニッシュは、10年前なら奇矯に映ったかもしれない。だが今日、それらは95点を獲得し、「世界最高のブレンデッド・スコッチウイスキー」の候補となっている。メダリストの全リストはIWSCのウェブサイトで確認できる。

forbes.com 原文

タグ:

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事