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食&酒

2026.07.04 16:00

世界最高のスコッチ決定、IWSCで98点を獲得した究極の6本

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インターナショナル・ワイン&スピリッツ・コンペティション(IWSC)による年次のスコッチ・ウイスキー審査は、シングルモルト・スコッチを対象とした評価として世界最大規模であり、最も包括的なものだ。2026年は約500のシングルモルトが出品され、Gold Outstandingメダルを授与されたのはわずか6本だった。IWSCは98点を軽々しく与えない。Spirit Gold Outstandingは同コンペティションの最高位であり、審査員が議論をやめ、メモを取り始める水準以上の得点を獲得したウイスキーだけに与えられる。

2026年にその水準へ到達したスコットランドのシングルモルト6本は、4つの地域にまたがり、熟成年数は30年以上の幅がある。伝統に忠実なクラシックな選択から、真に実験的なアプローチまで、製法上の判断も多岐にわたる。このうち1本が、11月の2026 IWSCガラで「World's Best Single Malt Scotch Whisky」に選ばれる。そうした前提を踏まえ、以下に、IWSC審査員が世界最高として選んだウイスキーについて、簡単な背景と筆者のテイスティングノートを記す。

グレンアラヒー蒸留所、スペイサイド、シングルモルト・スコッチ・ウイスキー、18年、アルコール度数46%、750ml

グレンアラヒー蒸留所(The GlenAllachie Distillers Co.)は、ベンリアックとグレンドロナックの復活をそれぞれ牽引したビリー・ウォーカーが2017年に取得し、そのトレードマークである樽への執着をスピリッツに注ぎ込むまで、スペイサイドの中では概して目立たない蒸留所だった。そのアプローチは、コアレンジのフラッグシップである18年に明確に表れている。熟成にはペドロ・ヒメネス(PX)シェリーのパンチョン、オロロソ・シェリー樽、ヴァージンオークを組み合わせた。重層的な熟成戦略が、このウイスキーに際立つ奥行きを与えている。チルフィルターも着色も行わずにボトリングされ、深い琥珀色は完全にナチュラルだ。

香りはハチミツとモカから始まり、ダークチェリー、煮詰めたプラム、マジパンへと移ろい、最後は温かなシナモン、ココア、塩キャラメルの土台へ落ち着く。口当たりはふくよかで質感が豊か。ローストした穀物、ゴールデンレーズン、ダークチェリー、トーストしたアーモンドの風味が際立つ。18年は甘みと骨格のバランスが見事で、レンジ内の若いエクスプレッションでは完全には到達しにくい領域にある。余韻は長く、ドライフルーツが豊かで、干しいちじくとローストナッツのニュアンスが続く。スペイサイドのシェリー系ウイスキーとして、完成度の極みにある。

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