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映画

2026.06.23 17:00

Netflixで9800万回再生の巨匠が放つ最新ミステリー『捜索者の血』

Christos Kalohoridis/NETFLIX © 2025

Christos Kalohoridis/NETFLIX © 2025

ハーラン・コーベンの小説を映像化したドラマシリーズについて予測できることが1つだけあるとすれば、それは「成功する」という点だ。配信開始から数日でNetflixのランキング上位に躍り出るのが常である。多くのどんでん返しがある一方で、多作で知られるミステリー作家のコーベンは、最新作『捜索者の血』(原題:I Will Find You』を含め、いずれの作品にも共通するテーマがあると語る。

ドラマ版『捜索者の血』(同)では、主人公のデヴィッド・バロウズをサム・ワーシントンが演じる。デヴィッドは幼い息子マシューを残虐に殺害した罪で終身刑に服していたが、元妻の妹であるレイチェル・ミルズ(ブリット・ロウワー)が「マシューはまだ生きている可能性がある」という証拠を携えて刑務所を訪れたことで、すべてが変わる。

執筆の際に人間の本性のどこを捉えているのかと問われると、コーベンは、自身の物語を一気見を誘う中毒性の高い作品へと変える「秘伝の要素」に言及した。

「(この物語には)2つの側面がある。そう、これはスリラーだ。そう、(物語の展開によって観客の)脈拍を上げることも、思考を加速させることもできる。だが、本当の鍵は心拍数(=胸の高鳴り)を上げること、つまり感情を揺さぶることだと思う。これは希望の物語なのだ」。配信開始を前にしたインタビューで、シリーズのクリエイター兼ショーランナー(現場総責任者)のロバート・ハルとともに取材に応じたコーベンは、そう語った。

2人は全8話のドラマのエグゼクティブプロデューサーも務めた。本作は、すべてを失った父親が贖罪の機会を与えられる物語である。その機会をつかむには、まず刑務所から脱走し、逃亡生活に入らなければならない。

出演者には、ワーシントンやロウワーのほか、マイロ・ヴィンティミリア、ローガン・ブラウニング、エリン・リチャーズ、ジョナサン・タッカー、マデリーン・ストウ、チー・マクブライドが名を連ねる。

「これは希望の物語だ」とコーベンは続ける。「彼は、すべてを失った父親だ。これは、よくある『無実を証明するための脱獄』ではない。彼が脱獄するのは、自分が殺したと思われているが実は生きているかもしれない息子を見つけ出す、チャンスを掴むためだ。それ以上の希望など、私には想像もつかない」

コーベンは登場人物からあらゆるものを奪うかもしれないが、それでも必ず「前に進む理由」を与える。

「手品のようにひねりを効かせ、引っ張って翻弄するのは一つの手だ。だが心が動かなければ、登場人物に関心が持てなければ、デヴィッドが息子を見つけられるかどうかが気にならなければ、うまくいかない」

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