5)いくつかの基本を身につける代わりに、あらゆることを「最適化」するのをやめる
多くのハイパフォーマーは、誤った種類の改善に依存している。
ツール、戦術、テンプレート、ワークフローを次々と追加していく……しかし、成果が複利で積み上がるほどに基本を安定させることがない。
ハイパフォーマーは目新しさの追走をやめ、熟達を築き始める。
代わりに行うこと:
・レバレッジの高い習慣を少数に絞り、測定可能な成果が出るまで十分に続ける
・意図的に練習する(ただ反復するのではない):スキルを定義する(意思決定の明確さ、優先順位づけ、ステークホルダーの整合)、反復を設計する(週次)、レビューして改善する(月次)
勢いは多様性ではなく深さから生まれる。
やめることのポートフォリオ
ハイパフォーマーは、ただ「やめる」のではない。ポートフォリオをキュレーションする。
このシンプルなフィルターを使うとよい。
Keep(残す)
直接的に改善する活動:
・意思決定の質
・実行速度
・チームの明確さ
・エネルギーとレジリエンス
Transfer(移管する)
必要だが、あなたである必要のない活動(完了定義、担当者、頻度を明確にしたうえで移管する)
Stop(やめる)
動きは生むが、前進を生まない活動。
毎週の問い:私たちは、習慣で続けているだけで、もはやカレンダーに載せる価値さえないことに時間を費やしていないか?
パフォーマンス漏れ監査
今日すぐに実行できる診断を1つ挙げるなら、ここから始めてほしい。
1. 手戻りはどこで繰り返し発生しているか?
2. どの意思決定が繰り返し蒸し返されているか?
3. 集中を寸断する反復的な散漫要因の最大のものは何か?
4. 最も時間対効果の低い会議はどれか?
5. 壊れた仕組みを覆い隠している「ヒロイックな行動」は何か?
今週は、漏れを1つだけ塞ぐ。5つではない。1つだ。
目的は、より強い人間になることではない。
目的は、より強い仕組みをつくることであり、金曜の午後4時30分が「普通」になることだ。
音楽において、休符は空白ではない。演奏を持続可能にし、音楽に呼吸を与え、聴衆に考える余地を与えるものだ。
リーダーシップも同じである。
成果の持続は、強度を上げることからは生まれない。
よりよい設計から生まれる。漏れを減らし、意思決定を澄ませ、能力を守る規律を持つことだ。


