長寿の目標を見直そう
漠然とした年齢まで生きるのではなく、「できる限り健康的に生きる」という長寿の目標の方が理にかなっているかもしれない。この目標には柔軟性があり、解釈の余地が残されているからだ。また、目標達成のために取るべき手段の指針にもなる。
では、「健康的に生きる」とは、どのように定義できるだろうか? この目標の利点の1つは、自分なりに自由に定義できることだ。前述した100歳まで生きる理由や、懸念事項を回避することから始めても良いだろう。妻と筆者の経験が示すように、年齢を重ねるにつれて目標は変化していくかもしれない。
筆者の親戚や友人は年を重ねるにつれて体が弱り、介助や介護を要する状態となったが、それでも家族との絆を大切にし、年齢に見合った趣味を楽しんでいた。例えば、筆者の母は80代後半になるまで家族を招いて夕食会を開いたり、裏庭でガーデニングを楽しんだりしていた。
100歳まで生きることを想定した計画を立てる
たとえ100歳まで生きることを目標にしなくなったとしても、その年齢まで生きる可能性を想定して計画を立てることには意味がある。その理由は、実際にそこまで長生きする可能性があるからだ。とはいえ、90代前半から半ばまで生きる可能性の方がはるかに高く、その年齢まで生きるための計画の立て方は、100歳まで生きる場合と変わらない。
計画には、残りの人生を通じて経済的な安定を保ち、可能な限り健康を保ち、社会とのつながりを維持するための戦略を含めよう。これらの目標を達成するには、しっかりとした計画が必要になる。特に経済面や健康面に関しては、資格のある専門家に相談するのが賢明だろう。
長く充実した生活を送るには、ある程度の時間と努力、そしてお金がかかる。しかし、残りの人生の質を高めるための計画であることを考えれば、それだけの価値は十分にある。


