北米

2026.06.20 10:00

ルビオ対ヴァンス、2028年大統領選で大富豪たちはどちらを支持するのか?

Chip Somodevilla/Getty Images

ヴァンスの支持者とみられる大富豪たち

ヴァンスは、世界一の大富豪であり唯一の「トリリオネア」であるイーロン・マスクからの支持を期待している。マスクの総資産は推定1兆2000億ドル(約193.2兆円。1ドル=161円換算)にのぼり、他のあらゆる大富豪を圧倒する。ポリティコが事情に詳しい匿名の情報筋の話として報じたところによると、マスクは昨年11月、自身が率いる政府効率化省(DOGE)の元高官らが集まった席で、トランプの最後の任期とヴァンスが政権を握る2期を合わせた「素晴らしい12年間」が到来すると述べた。

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ヴァンスが2019年に創設した政治後援団体「ロックブリッジ・ネットワーク」も、大富豪たちをヴァンスの周辺に引き留める役割を果たしている。ニューヨーク・タイムズは、テネシー州ナッシュビルで最近開催された同グループの会議に、それぞれ23億ドル(約3703億円)の資産を持つキャメロン・ウィンクルボスとタイラー・ウィンクルボスの兄弟が出席していたと報じた。

2015年にルビオを支持し、以前はヴァンスに批判的だったヘッジファンド界の大物、ポール・シンガー(推定資産約1兆800億円)は、ヴァンスの要請に応じて共和党全国委員会に上限額となる44万3000ドル(約7100万円)を寄付し、現在もヴァンスと定期的に連絡を取り合っているという。ニューヨーク・タイムズが両者に近い匿名の情報筋の話として伝えている。また、ヴァンスはテック界の大富豪であるジョー・ロンズデール(推定資産約4400億円)やセルゲイ・ブリン(同約44兆7700億円)らが出席する共和党全国委員会の政治資金パーティーを主催してきた。

ヴァンスは、自身の元雇い主であり、政治家としての台頭を導いた最大の功労者とされるピーター・ティール(同約4兆4500億円)とも緊密な関係を維持している。ニューヨーク・タイムズの報道によると、ティールは2022年にヴァンスを支持するスーパーPAC(特別政治行動委員会)に1500万ドル(約24億1500万円)を投じた。さらにワシントン・ポストによれば、ティールはテック企業の経営者らの間で、トランプに対しヴァンスを副大統領候補に選ぶよう働きかけるロビー活動を展開していたという。

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ヴァンスは副大統領としての任期を通して、ジェフ・ヤス(同約10.85兆円)、スティーブン・シュワルツマン(同約6.57兆円)、ミリアム・アデルソン(同約5.54兆円)、ジョン・ポールソン(同約6440億円)などとも関係を構築してきたと同紙は報じている。

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翻訳=江津拓哉

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