マーケティング

2026.06.21 14:15

AIが代行する世界で、マーケティングはようやく顧客と対面する?│ Google I/O 2026

渋滞で一向に進まないUberを降り、駆け足でGoogle I/Oの会場に入った最初の瞬間に感じたことは、発表への期待や緊張よりも「アメリカも歩道は狭くて走りにくい」という事実でした。

初夏の広い空の下で長い行列ができている。Googleのカラフルな自社用自転車が来場者に開放され、食事と飲み物が並んだ広場では、見知らぬ参加者同士が話している。会場の片隅でGoogle社員らしき男性が広場に放っていた、開発者向けツール「Antigravity」のロゴの形をしたシャボン玉に感心して写真を撮っていたら、似たもの同士であろう数名が周りに集まっていました。

ストラテジック・テクノロジストとして、データ分析から体験開発に至るまで、AIを駆使したマーケティング課題に挑むことを生業にしている筆者は、5月19日と20日にカリフォルニア州マウンテンビューで開催されたGoogle I/O 2026に現地参加してきました。

舞台の上では、Sundar Pichaiが「We are firmly in our agentic Gemini era(私たちはエージェント型 Geminiの時代に完全に入った)」と語っていました。続けて「We're now in the part of the AI cycle where people want to see the value in the products they use every day(私たちはAIサイクルの中で、人々が毎日使うプロダクトに価値を見出したがる段階に入っている)」とも。

AIが人間の問いに答える段階から、人間に代わって動く段階へ。これがGoogle I/O 2026を貫く宣言でした。AIが「代行する」時代に、マーケティングという仕事はどこへ向かうのか。同じ舞台で耳にした「もう一つの声」もヒントにして、このテーマに思いを馳せました。.

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文、写真=山西康太(電通)

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