2つ目は上場投資信託(ETF)の資金流出入だ。WGCによると、5月には金を裏づけとする世界のETFから資金が2%純流出したが、安全資産への需要が戻れば再び純流入に転じる可能性がある。
3つ目は金鉱株である。金鉱会社の株価は、金地金価格の転換点を先行して示したり、裏づけたりすることが多い。金鉱株が市場全体を上回るパフォーマンスを見せ始めれば、それは投資家の間で金セクターへの関心が再び高まっている兆候かもしれない。
まとめると、実物資産への投資を妥当とする根拠がなおしっかり存在する状況にありながら、金は現在、売られすぎの状態にある。逆張り投資家にとって、この組み合わせは検討に値する。おそらくご存じだろうが、筆者はかねて、投資家はポートフォリオの10%を金および金関連資産に配分すべきだと考えてきた。うち5%は現物の金か、金地金に裏づけられた資産、残り5%は優良な金鉱株に配分するのが望ましいだろう。


