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2026.06.20 08:00

足元の金は「売られすぎ」 原因と今後の見通しを分析

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強気シナリオは金以外の実物資産でも

もちろん、注目すべきハードアセット(実物資産)は金だけではない。

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コモディティー(市況商品)全般で、供給制約がますます顕著になっている。たとえばアルミニウム。米国のアルミニウム総調達価格では「中西部プレミアム」(米中西部で現物アルミを受け取るのにかかる上乗せコスト)の割合が高まっており、これは地域的な需給逼迫や、現物の供給確保コストの上昇を反映している。

ウォールストリート・ジャーナル紙によると、アルミニウムの足元の国際価格は1トン3500ドル前後だが、歴史的な高水準にある中西部プレミアムを加えると、米国の買い手は同6000ドル超を支払わなくてはならない。これは自動車から航空機、防衛装備、インフラまで、あらゆる米国製品のコストに影響を及ぼしている。

銅も引き続き世界経済において重要な役割を果たしている。幅広い産業で使用されるため、景気を「診断」するバロメーターになることから「ドクター・カッパー」の異名をもつこの赤い金属は、電化や送電網、データセンター、防衛用途、産業成長に欠かせない。たとえエネルギー転換の一部が減速しても、世界がもっと多くの電力や送電能力、重要インフラを必要としていることに変わりはない。

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米格付け大手フィッチ・レーティングスは最近、アルミニウムや銅を含む複数の金属について、短期の価格想定を上方修正している。銅の2026年の価格想定は以前の1トン1万1500ドルから1万2500ドルに、アルミニウムは同2900ドルから3400ドルにそれぞれ引き上げられた。

これは市場から示唆される状況とも符合する。鉱業分野では、供給の拡大が制約され、許認可の取得は依然として難しく、在庫は逼迫している。そのうえ、地政学リスクが新たな不確実性要因として加わっている。

投資家が注目したいポイント

金に関しては、筆者は次の3つの要因を注視している。

1つ目は実質金利だ。市場がFRBは利上げをする構えだと織り込み始めれば、金はすぐに反応する可能性がある。FRBは17日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、市場の予想どおり政策金利を3.5~3.75%に据え置いた。ただ、米シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)の「フェドウォッチ」ツールによると、19日時点で、政策金利は年末までに0.25ポイント高い3.75〜4%に上がる確率が約36%、0.5ポイント高の4〜4.25%に上がる確率が約35%となっている。

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翻訳・編集=江戸伸禎

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