リーダーシップ

2026.06.19 18:10

成功しながら苦しむリーダーたち──燃え尽きを防ぐ3つの戦略

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リーダーはしばしば、順風満帆に見えるか、燃え尽きてしまうかのどちらかとして描かれる。成功譚か教訓譚か。しかし現実は、もっと複雑だ。

ギャラップの最新「世界の職場の現状」レポートによれば、リーダーは従業員よりも高いエンゲージメントとウェルビーイングを報告している。一方で、ストレス、怒り、悲しみ、孤独感もより強く抱えている。つまり、今日のリーダーは成功しながら同時に苦しんでいるのである。

この緊張関係は新しいものではない。約2000年前、ローマ皇帝マルクス・アウレリウスは、戦争や疫病、政治的不安のさなか、リーダーシップに伴う特権と向き合っていた。彼は視野を広げ、レジリエンスを養うためにストア哲学へと向かった。そうした原理は今も有効だが、今日のリーダーが直面する課題には、現代の解決策も必要である。

JotformのCEOとして、意図的なリーダーシップの実践がこのギャップを埋め、リーダーのレジリエンスを保ちながら、チーム全体により前向きな感情体験を育むのを見てきた。ここではAIツールの助けも借りつつ、リーダーと従業員のあいだにあるポジティブ・ネガティブ双方の感情の隔たりを縮めるための戦略をいくつか紹介する。

ギャップを埋める

より早い段階で、より大きな責任を

3回の育児休暇を取得し、そのたびに数カ月間ほぼ完全に仕事から離れた経験から学んだことがあるとすれば、それは権限委譲には多くのメリットがあるということだ。従業員のエンゲージメントは、より大きな責任を担うにつれて高まる傾向がある。挑戦しがいを感じるだけでなく、成長し前進する機会を得られることを評価するからである。

私がそうだったように、機会さえ与えれば、チームメンバーが期待を上回ることに気づくかもしれない。私が権限委譲をすると、多くの場合、彼らはタスクを完遂するだけでなく、その過程で基盤となるプロセスまで改善してしまう。組織全体が恩恵を受け、あなたの負担は軽くなる。従業員は力を与えられる。

ただし、タスクの一部を切り出して渡すのではなく、タスク全体のオーナーシップを委譲する必要がある。AIエージェントは、リーダーが真の意味で権限委譲を行う手助けをしてくれる。対応可能なチームメンバーを特定し、ワークフローを整理し、手作業の反復業務を自動化する。従業員と基盤システムへの信頼を持って、安心してバトンを渡すことができるようになるのだ。

トップダウンの脆弱性と率直さ

技術的ディスラプションや経済の変動が常に懸念事項となる、変化の速い世界において、ストア哲学はリーダーに有用なモデルを与え得る。だが、何事も過ぎれば害になり得る。多くのリーダーが背負う感情的負荷を考えると、脆弱性はむしろ資産になり得る。

Jotformでは、チームに対して心を開くことが、より強い絆を生むと感じている。たとえば、新たな競合が市場に参入した、あるいは製品ローンチが期待ほど上手くいかなかった、といったストレスのかかる状況を率直に伝えると、彼らは私をより人間らしく、より同僚のように捉えるようになる。それは警戒心を和らげ、生産的な議論につながるだけでなく、いくらかの重圧から解放されることにもなる。

AIツールは、リーダーが脆弱性をより効果的に伝える手助けをしてくれる。Grammarly Businessのような編集ツールは、意図したトーンを正確に表現するのに役立つ。ClaudeやChatGPTなどの大規模言語モデル(LLM)は、より透明性を高める表現を提案できる。Butterfly.AIのようなリーダーシップツールは、率直なフィードバックを引き出し、自分がどう見られているか、従業員がどう感じているかについての自己認識を深めるのに役立つ。

プロフェッショナリズムを投げ捨てるべきではない。しかし、ほんの少しの脆弱性が、リーダーに不必要な負担を課し、従業員に混乱を生む壁を取り払うことがある。

個人的に意義のある仕事のための時間

リーダーであることは、気の弱い人向けではない。毎日、人々の将来と会社の進む道に影響する意思決定を迫られる。私の会社は従業員が800人を超えるまでに成長したが、彼ら全員がある程度は私を頼りにしていることを私は知っている。毎朝オフィスに向かうとき、それは軽視できない重みとして感じられる。

その重圧を管理するために、そして高揚と不可避の低迷を伴う旅路全体が「やる価値のあるもの」だと感じられるようにするために、私は「好きな仕事」、すなわち自分にとって意義のあるタスクのための時間を確保することが不可欠だと痛感している。

どのタスクがそれに当たるか、すでに見当がついているかもしれない。だが、一歩引いて特定する必要がある場合もある。自分に問いかけてみてほしい。どのタスクを楽しみにしているか。どのプロジェクトが、やる気と活力を与えてくれるか。何にもっと時間を使いたいか。リストができたら、残りを自動化する(あるいは排除する)方法を探そう。

私の場合は、厳密に必要ではない会議を体系的に削り、反復作業を自動化する最新AIツールを追い続け、文章を書く時間と、製品をどう改善するかの戦略を練る時間をブロックすることを意味する。

意義あるタスクのリストができたら、キャリアがかかっているかのように守ってほしい。長期戦で臨むつもりなら、実際にそれがかかっている可能性があるからだ。マルクス・アウレリウスと同じく、容赦ない挑戦の中で安定を保ち続けるには、時間とエネルギーを「重要なこと」に集中させるところから始まる。

forbes.com 原文

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