ヒューマノイドロボット(二足歩行型ロボット)がSFの世界から現実へと飛び出しつつある。家庭用、研究用、産業用として、すでに複数のモデルが入手可能だ。
ヒューマノイドロボットは数十年にわたり、SFの小道具、展示会の客寄せ、バズるネット動画のスターであり続けてきた。それが今、ようやく「製品」になりつつある。
とはいえ、店先でひょいと買って帰れるという話ではない。ヒューマノイドロボット市場はいまだ混沌としており、価格は高く、対象も一般消費者というより企業が中心だ。オンラインストアで購入できるモデルもあれば、パイロット導入や提携契約を通じてしか入手できないものもある。最も有名なモデルの中には、いまだに研究施設や初期段階の商業導入先に囲い込まれたままのものもある。
それでも、変化は本物だ。メーカー各社は数千台規模で出荷しはじめ、大企業は工場に投入しはじめ、価格は自動車、高級家電、ハイエンドのビジネス機器と肩を並べる水準にまで下がりつつある。
では、今日実際に買えるのは何か。家庭用、研究用、あるいは工場用にヒューマノイドロボットが欲しいなら、すでに市場に出ているか、真剣に検討するに足る段階に達しているモデルを以下に紹介する。
ユニツリーG1(Unitree G1)
ユニツリーG1は、今日誰でも気軽に注文できる数少ないヒューマノイドロボットの1つだ。オンラインストアにアクセスして約1万6000ドル(約258万円、オプション次第)を払えば、近所で最初の「歩いてしゃべるヒューマノイド」のオーナーになれる。ユニツリーは2025年に真のヒューマノイドを世界中の顧客に約5000台出荷し、業界で最多販売を記録したとみられている。身長1.3メートルのG1は、人間の生活環境を安全かつ器用に動き回る能力と、開発者にとって扱いやすいソフトウェアツール群を兼ね備える。しかも価格は競合製品よりはるかに手頃だ。



