ディジット(Digit)
今日入手可能なヒューマノイドロボットの大半は、G1ほど気軽に手に入るわけではない。購入交渉はウェブサイトではなく企業向け調達チャネルを通じて行われる。アジリティ・ロボティクス(Agility Robotics)のディジットもそうだ。価格は約25万ドル(約402万円)とされ、投資規模としては一段跳ね上がる。顧客は主に、潤沢な予算と職場のヒューマノイド自動化に向けた大規模な計画を持つ製造業企業で、アマゾンやトヨタが名を連ねる。
ネオ・ガンマ(Neo Gamma)
1X(ワンエックス)のネオ・ガンマは、企業の大規模導入向けにはしばらく前から提供されてきたが、個人購入者向けの予約受付がちょうど始まったところだ。身長165センチ、体重30キロのネオ・ガンマは、家庭での利用を念頭に設計された最初期の商用ヒューマノイドの1つである。柔らかくクッション性のある外観、静かな動作、そして家庭内および家事業務向けに学習させたAI頭脳を備える。リースなら月499ドル(約8万円)で、家族向け乗用車のリース料と大差ない水準だ。買い切りなら2万ドル(約322万円)となる。ただし注意点として、ウェブサイトでは予約受付中とされているものの、出荷予定は2026年と表記されており、いつ実際に届くかの保証はまだない。
フィギュアO3(Figure O3)
フィギュアAI(Figure AI)の汎用ヒューマノイドも、購入可能とされているモデルの1つだ。ただし小売りではなく、企業提携やパイロット案件を通じての販売となる。とはいえ2万〜3万ドル(約322万〜483万円、オプション次第)を用意できるなら、入手できる可能性はある。フィギュアは年間1万2000台の生産体制を整えつつあり、すでに数千台が大規模な産業導入に投入されている。上のBMWでの事例もその1つだ。O3は家事補助ロボットとして位置づけられており、フィギュアのプロモーション動画では洗濯物をたたんだり食器を洗ったりする姿が紹介されている。
アジボットA2(Agibot A2)
上海拠点のジーユエン・ロボティクス(智元機器人、Zhiyuan Robotics)が展開するアジボットは、現在同社ウェブサイトから直接購入できる。ライト(Lite)モデルは4万4000ドル(約709万円)で掲載されている。上位機種のX2およびウルトラ(Ultra)モデルは価格が明示されていないが、選ぶ仕様によって10万〜19万ドル(約1611万〜3060万円)程度とされる。A2はサービス業務や軽工業用途向けに設計されており、身長175センチ、体重69キロとヒューマノイドとしては大柄な部類に入る。同社のロボットは性能面でも知られており、長距離歩行の世界記録を樹立したほか、世界ヒューマノイドロボット競技大会(World Humanoid Robotic Games)のダンス部門で金メダルを獲得している。


