消費者は「分類」を食べているのではない。食べているのは「食生活」だ。
米国公衆衛生学会(APHA)が発行する学術誌『アメリカン・ジャーナル・オブ・パブリック・ヘルス(American Journal of Public Health)』が、超加工食品(UPF)に関する研究と論評をまとめた、これまでで最も包括的な特集号を発表した。この特集では、超加工食品と慢性疾患との関連性や依存性の可能性、現代の食生活を形成する食品業界の慣行の役割を検証し、政府によるより強力な介入を求めている。
この報告は、超加工食品をめぐる議論が主として学術的な領域から公共政策上の論争の焦点へと移行しつつあるタイミングで発表された。背景には、米国で影響力を拡大している「Make America Healthy Again(アメリカを再び健康に)」運動と、現代のフードシステム(食料供給体制)に対する同運動の批判がある。
食品がどのように配合され、マーケティングされ、加工されるのかには大きな注目が集まっているが、それと同じくらい重要な問い、すなわち、消費者が実際にそれらをどう購入し、どう食べているのかには、ほとんど注意が払われていない。
消費者は実際にどう食べているのか
超加工食品をめぐる議論の多くは暗黙のうちに、同じカテゴリーに入る食品は同じように摂取され、同等の結果をもたらすかのように扱っている。ポテトチップス、加糖ヨーグルト、プロテインバー、冷凍食品、クッキー、キャンディー、加糖飲料などは、消費習慣に大きな違いがあるにもかかわらず、ひとまとめにされがちだ。
しかし、この違いは重要である。健康への影響は、食品に含まれる成分だけでなく、摂取量や頻度、そして全体的な食事のパターンによっても左右されるからだ。
全体的に質の高い食事の中でたまにデザートを食べることと、頻繁な摂取とカロリー過多、栄養バランスの悪さが組み合わさったパターンとは、同列に論じることはできない。しかし、公の議論ではこうした区別がますます曖昧になっている。
その結果、超加工食品論争は食品がどのように製造されるのかに強く焦点を当てる一方で、実際にどう消費されているかにはあまり注意を払っていない。実はそれこそが、この議論全体で最も重要な未解決の問いかもしれない。



