2026.06.21 11:15

梅雨の雨でも楽しめるアートな自治体ランキング1位は長野県松本市

プレスリリースより

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梅雨の週末、雨音が続く休日に「どこにも出かけられない」とあきらめていないだろうか。しかし、足元が悪いからこそ旅先として力を発揮する場所がある。美術館や博物館を核にした文化観光都市だ。

旅行予約アプリ「NEWT」を運営する令和トラベルが、ミュージアム充実度や屋内快適度など5つの観点から全国1741の自治体を独自に評価し、「アートな自治体」ランキングベスト30を発表した。

草間彌生からガラス芸術まで地方都市の強さ

ミュージアム充実度、屋内快適度、知的好奇心、回遊力、行きやすさという5つの評価軸による100点満点で98点を獲得し1位に輝いたのは、長野県松本市だ。同市出身の前衛芸術家・草間彌生の作品を常設展示する松本市美術館を擁し、松本民芸館など独自の文化を伝える施設が城下町に点在する。

国宝・松本城を中心とした歴史的景観は雨の日に独特の情緒を帯びる。美術館だけでなく、食や街歩きの動線まで含めた文化的な回遊力の高さが評価されての首位だった。

2位(94点)は「ガラスの街とやま」を掲げる富山市で、屋内快適度では満点を獲得した。隈研吾氏設計の複合文化施設TOYAMAキラリには、美術館、図書館、カフェが一体で入居しており、雨に濡れることなく一日を過ごせる動線が整っている。

3位(92点)は徳島県鳴門市で、大塚国際美術館が擁する世界26カ国の西洋名画を原寸大の陶板で再現した完全屋内施設の圧倒的な規模が特徴だ。専門ガイドによる定時ツアーで名画の歴史的背景まで学べる点が知的好奇心への適合度を押し上げた。

上位3都市に共通するのは「その土地にしかないアート体験」の存在であり、施設の数よりも質と個性で勝負している点が注目される。

都市の回遊力と利便性の魅力

4位以下に目を移すと、少し様子が変わる。4位(91点)の東京都港区は国立新美術館、森美術館、根津美術館など日本を代表する施設が集積し、回遊力で満点を得た。地下鉄駅に直結した美術館が多く、雨の日でも傘を差す必要がほとんどない利便性の高さが際立つ。

5位(90点)の福岡県太宰府市は九州国立博物館と太宰府天満宮がトンネルでつながっており、梅雨時期の花菖蒲や紫陽花の風景と合わせて、歴史探訪と季節の情趣を同時に楽しめる。

6位(89点)の東京都千代田区は東京国立近代美術館が位置する北の丸公園エリアで、皇居の緑に囲まれた静謐な環境と竹橋駅からの近さが雨の日の訪問に向く。

都市型の4〜6位に共通するのは、施設同士の距離が短く悪天候下でも快適に移動できる「回遊力」の高さだ。

7位以下にも、霧の信楽に建つMIHO MUSEUM(滋賀県甲賀市)、地下街で美術館と街がつながる大阪市(8位)、雨の奈良公園と仏像が静かに響き合う奈良市(9位)と、梅雨の時期にこそ訪れたい場所が続く。

雨を理由に家にこもるのではなく、雨だからこそ行きたい場所がある。この季節、そういう旅先を選んでみてはどうだろうか。

【調査概要】
調査対象:全国1741自治体
調査期間:2026年5月9日〜6月8日
海外旅行・国内旅行のツアーやホテル予約アプリNEWT(ニュート)」による調査

プレスリリース

文=池田美樹

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