民主党
マサチューセッツ州選出の民主党、エリザベス・ウォーレン上院議員は、17日にメイダスタッチに対し、イランは「結局のところ、(戦争を経た)以前よりはるかに良好な財政状態に行き着くことになる。米国民の暮らしがどう良くなるのかを説明する部分を、私はいまだに待っている」と語った。
オバマ政権の元報道官であり、現在は『Pod Save America』の共同司会者を務めるトミー・ヴィエターは、今回の結果によってイスラエルが「完全に孤立し、トランプのその日の気分にすべてを左右される状況に追い込まれた」と指摘した。イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、自国がこの合意に関与していないことを明かし、特にイスラエルによるレバノン攻撃の停止が合意に含まれていることに強い不満をにじませ、今回の結末への失望をあらわにしている。
民主党のクリス・マーフィー上院議員(コネティカット州選出)は16日、記者団に対し、一連の報道が示す合意内容は「極めて単純な取引だ。我々はホルムズ海峡を再開させるために、イランに数十億ドルを支払う。それだけのことだ」と語った。
MAGA
これまでイラン紛争を擁護し、これを批判する他の保守派を攻撃してきたFOXニュース司会者のマーク・レヴィンは、「私の読み間違いや聞き間違いであることを強く願う。もし混乱が生じているとすれば、それは覚書の内容と公式コメントが秘匿されているせいであり、我々のせいではない」と不満を露わにした。
トランプの盟友であるスティーブ・バノンは自身のポッドキャスト番組で次のように語った。「彼らにこれほどの巨額の資金を与えるような真似は許されない。制裁はすでに課しているのだから、そのまま維持すべきだ。原油の販売も許可してはならないし、3000億ドルもの巨費を注ぎ込んでもいけない。我々は見通しを完全に見誤っている。彼らのために何かをしてやる必要などない」
識者・専門家
ユーラシア・グループ社長兼創業者のイアン・ブレマーと、同グループの中東・北アフリカ担当マネージング・ディレクターのフィラス・マクサドは、17日のフォーリン・アフェアーズ誌への寄稿で、この合意を「トランプの外交政策における最も重大な過ち」だと述べた。2人は「想定される合意条件は、戦争によって達成できるとワシントンが期待していたものに遠く及ばない」と記した。「イランは打撃を受けながらも、より強い戦略的立場でこの紛争から抜け出した。その体制も、地域を脅かす能力も損なわれていない」。2人によれば、この結果は「トランプの2期の任期を通じて最大の外交的失敗」だという。
異論
共和党のリンジー・グラハム上院議員(サウスカロライナ州選出)は、ホルムズ海峡の再開については「歓迎する」とした。しかし、「イランの核開発計画やその他の懸念事項をめぐる今後の交渉を注視していく」と述べ、議会への核合意案の提示についてはJ・D・ヴァンス副大統領に責任を委ねる姿勢を示した。


