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2026.06.18 07:30

純資産約1760億円、リオネル・メッシはいかにして億万長者になったのか

Photo by Tom Weller/picture alliance via Getty Images

ユースサッカーに打ち込んだ少年が、バロンドール8回の頂点へ

メッシはブエノスアイレスから北西に約320キロ離れた労働者階級の家庭に生まれた。ロサリオを本拠とするニューウェルズ・オールドボーイズでユースサッカーに打ち込む中で、成長ホルモン分泌不全症と診断されたという。しかしボールさばきの魔法によって、まさにおとぎ話のような成功を収めてきた。

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FCバルセロナは彼が13歳のときにアカデミーへ迎え入れ、スペインへ渡らせるとともに、成長ホルモン治療費を負担した。この治療により、現在の身長は170センチと公称されている。2004年、17歳でバルサのトップチームに昇格し、2005年にはアルゼンチンのA代表デビューも果たすと、彼は瞬く間に世界的センセーションとなった。2009年には世界最高の選手に贈られるバロンドールを初受賞。FCバルセロナでの17シーズンとパリ・サンジェルマンでの2シーズンを通じて、メッシはさらに7回のバロンドールを獲得し、通算8回は史上最多(ロナウドに3回差をつける)。タイトルも、スペインのラ・リーガ10回、フランスのリーグ・アン2回、UEFAチャンピオンズリーグ4回に上り、トロフィーケースを埋め尽くした。

2008年の収入ランキング18位、2023年のインテル・マイアミ移籍以降は年最大約128億円

メッシがフォーブスの「世界で最も稼いだサッカー選手」リストに初めて登場したのは2008年で、推定収入は1190万ドル(約19億400万円)。当時の順位は18位だった。その後10年にわたりFCバルセロナで結んだ契約延長を機に、収入は急伸していく。のちにスペイン紙『エル・ムンド』が掲載した2017〜2021年の4年契約の流出コピーによれば、メッシの実際の報酬は想定以上だった。2017~18シーズンには約1億7700万ドル(約283億2000万円)の支払いを受けていたという。

MLS選手会が公表したデータによれば、今年のメッシのピッチ上での保証報酬総額は2830万ドル(約45億2800万円)で、リーグ2位の数字の2倍超に達する。ただし2023年のインテル・マイアミ移籍以降、サッカー関係者の間では別の見方も出ている。メッシがMLSのパートナーであるアディダスとApple TVとのレベニューシェア契約を通じて、収入を上積みしているというのだ。

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3月には、インテル・マイアミのオーナーであるホルヘ・マスがブルームバーグに対し、メッシに「年7000万〜8000万ドル」(約112~約128億円)を支払っていると語った。

選手契約で推定約1920億円、キャリア収入は約2880億円に

キャリアを通じてメッシが選手契約で稼いだ額は、税金と代理人手数料を差し引く前で推定12億ドル(約1920億円)に達した。ピッチ上の累計収入でこれを上回るのは史上で1人(当然ながらロナウド)しかいない。実際、インフレ調整なしで、現役のまま生涯収入10億ドル(約1600億円)を突破したアスリートは、メッシとロナウド以外に6人しかいない。ウッズ、ジェームズ、ロジャー・フェデラー、フロイド・メイウェザー・ジュニア、フィル・ミケルソン、ケビン・デュラントである。

さらに、スポンサー収入、記念品、その他事業から得た6億ドル(約960億円)超を加味すると、メッシのキャリア収入は18億ドル(約2880億円)へと膨らむ。ロナウドとウッズに次ぐ規模だ。父ホルヘが代理人兼ビジネスマネジャーを務める温厚な性格のメッシは、マスターカード、ミケロブ・ウルトラ、レイズなどを含む十数件の現行パートナーシップを持つ。インタビューに応じることは稀でありながら、世界で最も人気が高く、マーケティング価値の高いアスリートの1人となった。2006年にナイキを離れてアディダスと契約し、2017年には同ドイツブランドとの関係を生涯契約で確固たるものにした。

ピッチ上とピッチ外の収入を合わせると、直近12カ月の推定1億4000万ドル(約224億円)により、メッシは『世界で最も稼いだアスリート』トップ10の2026年版で3位に入った。2014年以降、順位が5位を下回ったことはなく、2019年と2022年には首位にも立っている。

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