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2026.06.22 07:15

40代の半数が回答した家族に見られたくないSNSの裏アカと削除対策

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PCやスマートフォンの普及に伴い、デジタル終活の重要性が叫ばれて久しい。しかし、現代において整理すべき対象は、単なる思い出の写真や動画、あるいはネット銀行の口座情報だけにとどまらなくなっている。日々のコミュニケーションの主軸であるSNSのやり取りや、個人の思索を映し出す生成AIとの対話履歴など、個人の内面に直結するデータが急速に蓄積されているのが現状だ。

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デジタルデータの生前整理サービスを展開するGOODREIが、40代から70代の既婚男女480名を対象に実施した調査によると、万が一自分が急死した際、家族に絶対に見られたくないSNSのメッセージがあるかという問いに対し、40代では49%、つまり約半数が「見られたくないものがある」と回答した。50代の28%という数値と比較しても、40代におけるデータの秘匿欲求は突出している。40代と50代において「SNSを使っていない」と答えた割合はいずれも5%と同等であることから、利用者の割合ではなく、やり取りされる内容のプライバシー性の高さがこの差を生んでいると考えられる。

この背景には、クローズドな人間関係の存在がある。40代におけるSNSの「裏アカ(秘密のアカウント)」の保有率は19%に達し、5人に1人が家族に知られていないアカウントを運用している実態が判明した。家族に存在を秘匿しているアカウントだからこそ、そこで交わされるメッセージの秘匿性も自ずと高まっているようだ。

データの秘匿性は、SNS上でのつながりの深さに比例して上昇する傾向にある。フォロワー数別の調査では、500人未満の層で「メッセージの中に家族に見られて困るものがある」とした割合は40%以下にとどまる。しかし、フォロワー数が500人を超えた瞬間にその割合は71%へと急増し、1万人以上になると86%にまで達する。外部とのつながりが広がるほど、家族には共有しないクローズドなやり取りが増加するという実態が浮かび上がった。

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さらに生成AIのチャット履歴についても調査したところ、1日1時間以上利用するユーザーにおいては、実に85%が「家族に見られたくない」と回答した。隠したい内容として最も多かったのは「健康や死に関する切実な不安」の56%でした。次いで「家族や人間関係の深刻な悩み」が52%、「自身の嗜好や性癖に関する探求」が44%、「金銭に関わる相談」が33%と続く。

このようにプライバシー情報がデジタル空間に蓄積されているにもかかわらず、具体的な対策は遅れている。生成AIの利用履歴に秘密のデータがある人のうち、48%が履歴を「まったく消していない」という。まだ「終活」を意識しない40代の現役層などが不慮の事故や病気で突然命を落とした場合、スマートフォンのロックが解除された瞬間に、本人が予期せぬ形でこれらの生々しいデータが遺族の目に触れるリスクがある。個人の尊厳を守り、遺族との不要なトラブルを避けるためには、元気なうちから対策を講じておくことを考えるべき時が来ている。

出典:GOODREI「AI・SNSに潜むデジタル遺品調査 (2026年)」より

文=飯島範久

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