Siri AIは、Apple Intelligenceのパーソナルコンテキスト理解により、ユーザーのメッセージ、メール、写真などに含まれる情報を横断的に把握し、ユーザーからの検索やリクエストに応じて関連情報を見つけ出す。例えばSiriに対して「友人がメッセージで教えてくれたおすすめのレストランを探す」「過去のEメールからホテルの予約番号を見つける」「家族や友人との最近の旅行の写真を表示する」といったリクエストができる。アップルは、その処理をオンデバイス技術とPrivate Cloud Compute(PCC)を組み合わせ、ユーザー個人のデータを強固に保護するアーキテクチャを採用した。
例えば、荷物で手が塞がっている時や街の中を歩いている時など、iPhoneよりもApple WatchからSiriにアクセスする方が適している場面は多々ある。クラーク氏も「ユーザーから見れば、どのデバイスからSiri AIにアクセスしたかは問題になりません。なぜならApple WatchはリアルタイムでiPhoneと連携し、どのデバイスからでもSiri AIによるパーソナライズされた回答を提供できるから」だと語る。
watchOSにはアイコニックな独自のアプリグリッドがある。次のwatchOS 27では、ユーザーがよく使うアプリに一段と速くアクセスできる。ユーザーが最も頻繁に使用するアプリをSiriが学習して、「ダイナミック・アプリグリッド」に7つのアプリを表示・提案してくれるのだ。
Digital Crownをクリックすると、ユーザーがよく使用するアプリ、直近で使ったアプリを7つ選択して画面に表示する。これがダイナミック・アプリグリッドだ。さらに、その中心にはいつもSiriアプリが表示される。

画面タッチが不要になるジェスチャー操作を拡大
通常機能としての「ダブルタップ」に対応するApple Watchでは、ウォッチを装着して、手の親指と人差し指を軽くタップするハンドジェスチャー操作のバリエーションが広がる。
「親指と人差し指を1回タップする『シングルタップ』を追加しました。ダブルタップでスマートスタックを開き、ウィジェットを選んでから、新しくシングルタップで個別のウィジェットを選択して詳細を開きます。ウィジェットの情報を参照した後は、ウォッチを装着した手首を軽く返すフリック操作で文字盤に戻ります。もう片方の手にコーヒーカップを持ったままでも、スマートスタックを自在に操作できます」(クラーク氏)


