AIツールに値下げの波
ウォール・ストリート・ジャーナルは先週、OpenAIがライバルのアンソロピックに対抗するため、自社のAIツールの大幅な値下げを検討していると報じた。この値下げは法人顧客向けのものであり、個人向けアプリでの消費行動に直接影響するわけではない。しかし、AIプラットフォームの収益性や利用コストに対する目は厳しくなっているのが現状だ。
個人向けアプリの分野では、グーグルが6月上旬、最も安価な「Gemini AI Plus」プランの価格を月額8ドルから月額5ドルへと引き下げた。一方、OpenAIの最も安価なプランである「Go」の価格は月額8ドルで据え置かれている。また、Claudeは低価格プランを提供しておらず、基本プランは月額20ドルからだ。アップルは今年後半に「Siri AI」の展開を開始する予定だが、その機能の一部はサブスクリプションに依存せず、ユーザーのiPhoneやその他のアップル製端末上でローカルに動作する。これにより、ChatGPT、Gemini、Claudeの収益性は一定の圧力を受ける可能性が高い。
センサータワーのレポートによると、2026年上半期におけるAIアプリ関連消費額は42億5000万ドル(約6818億円)に達すると予想されている。これは2025年上半期の18億3000万ドル(約2936億円)、および2025年下半期の31億ドル(約5000億円)から増加傾向にある。


