メタが展開するテキストベースのSNS「Threads(スレッズ)」は、ローンチから3年で月間アクティブユーザー数(MAU)5億人の節目に到達した。同社が米国時間6月16日に発表した。フォーブスは以前、スレッズの日間アクティブユーザー数(DAU)がイーロン・マスクのXを上回ったと報じている。
物議を醸したマスクによるツイッター買収を経てXが誕生した後、その対抗馬として2023年にローンチされたスレッズは、その後急速に成長を遂げ、昨年9月にはXを上回るDAUを記録している。
メタは、スレッズがMAU5億人の節目を突破した背景に「コミュニティ」機能の存在を挙げた。この機能は、ユーザーがNBAや書籍、映画といった特定のテーマについて他のユーザーと語り合えるスペースに参加できるものだ。
メタは16日、この「コミュニティ」機能をベータ版から正式版へと移行させる方針を明らかにした。これに伴い、ビジュアルデザインの刷新や、フィードのメインメニューに「コミュニティハブ」が追加されるなどの変更が行われる。
さらに同社は、特定のトピックの表示頻度をユーザー自身が細かく調整できる新機能「Your Algo」を導入することも発表した。
以前フォーブスに提供されたシミラーウェブのデータによると、スレッズは昨年9月にモバイルアプリ端末におけるDAU(世界合計)でXを逆転した。
この際、9月21日週の1週間において、スレッズはDAUで平均1億3020万人を記録し、Xの平均1億3010万人を僅差で上回るにとどまっていた。しかしそれ以降にスレッズはリードを広げている。2026年4月時点の統計では、スレッズのDAUが平均1億3570万人に達し、Xの平均1億2690万人を上回った。ただし、米国市場においては依然としてXが優位を保っており、米国ユーザーに限定した4月のDAUは、Xの平均2130万人に対し、スレッズは平均1830万人となっている。
スレッズはメタの主力プラットフォームであるフェイスブックやインスタグラムと緊密に連携することで恩恵を受けている。エバーコアISIのシニアマネージングディレクター兼インターネットリサーチアナリストであるマーク・マハニーは、以前フォーブスに対し、インスタグラムとスレッズとの連携は、「既存の巨大プラットフォームからスレッズへとユーザーを誘導できる」ことから、「極めて大きなアドバンテージ」であると語っていた。なお、マーク・ザッカーバーグCEOは昨年9月にインスタグラムのMAUが30億人に達したと明かしている。
またマハニーによれば、スレッズはメタが展開する他のプラットフォームからユーザーの情報をあらかじめ把握し、それが理由でターゲティング広告の精度においてもXを上回る可能性を指摘した。「(これは)広告主から見たXの魅力を損ねる要因になり得る」



