長年のライバル関係
テック界のビリオネアであるイーロン・マスクとマーク・ザッカーバーグは長年のライバル関係にあり、彼らはXとスレッズのユーザー獲得争いでも激しくしのぎを削ってきた。
2人の競争は早くも2016年に始まっており、当時ザッカーバーグは、フェイスブックの人工衛星を搭載したスペースXのロケットが爆発したことに対し「深く失望した」と発言した。スペースXはこの爆発を「アノマリー(異常事態)」と呼んだが、マスクはその数年後、この一件について「自分が間抜けだったせいで起きた過ちだ」と振り返っている。また、マスクは2017年にもザッカーバーグのAIに対する理解は「限定的」だと述べている。
スレッズのローンチによってこの緊張関係は再燃し、2人はUFCのダナ・ホワイト代表が企画したケージマッチでの格闘技対戦をめぐり、公の場で挑発し合う事態にまで発展したが、これは未だ実現していない。マスクは2023年、スレッズのローンチが迫っているという投稿への返信として「彼がその気なら、ケージマッチをやってもいい(笑)」とコメントした。
その後、マスクは手術が必要であることを理由に対戦を事実上辞退し、ザッカーバーグは、もしマスクが「具体的な日程や公式的なイベントについて本気なのであれば、彼の方から私に連絡してくるだろう」と言い放った。対するマスクは、「単にインスタグラムから写真を抜いただけであり、無意味だ」とスレッズを批判したほか、ツイッター側の弁護士はスレッズのリリース直後にメタが営業秘密を盗用したとして同社を提訴する構えをみせていた。
フォーブスの推計によると、世界第7位の大富豪であり、メタ株の約13%を保有するザッカーバーグの推定資産額は、16日朝の時点で2036億ドル(約32兆7000億円)に上る。一方、世界一の大富豪であり、史上初の「トリリオネア(資産額が1兆ドルを超える大富豪)」の称号も獲得したイーロン・マスクの推定資産額は、同時点で1兆4000億ドル(約225兆円)に達している。
スペースXやテスラなどを共同創業したマスクは、先週のスペースXの上場により史上初のトリリオネアとなった。


