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2026.06.22 07:00

ナイキ復活の狼煙はランニング部門の20%超の急成長にある

EdNurg - stock.adobe.com

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市場が在庫問題や海外事業の弱さに目を向けるなか、ナイキの再浮上に向けた有力な道筋を示すある重要部門が好調に推移している。

ナイキ(NKE)株に対して悲観的になる理由を見つけるのは難しくない。株価は過去1年間で26%下落しており、ニュースでは在庫管理、中国での苦戦、そして経営陣自身が「望ましいペースより遅い」と認める回復の遅れが繰り返し取り上げられている。同株の株価売上高倍率(PSR、株価を1株あたり売上高で割った指標)は1.7倍と過去10年のレンジの下限にあり、市場が長く厳しい回復を見込んでいることを示している。

しかし、こうした全社的な立て直しをめぐる雑音のなかで、まったく異なる姿を示す一つの数字がある。その数字は、同社の新たな取り組みが机上の構想にとどまらず、全面的に導入された分野ではすでに成果を上げていることを示している。

エンジンはすでに動いている

その数字とは、ナイキのランニング部門の成長率だ。直近四半期に、経営陣はナイキのランニング事業が20%超伸びたことを明らかにした。これは一度限りの出来事ではない。同社によると、その前の四半期もランニング事業は20%超の成長を記録しており、2四半期連続での達成となった。

主要な競技向けカテゴリーで20%を超える成長が続くことは、それ自体が注目に値する。だが、その本当の重要性は、この数字が同社の全体戦略について何を物語っているかにある。これは単に一つの製品ラインが成功したという話ではない。全社的な業務改革が実際に機能し始めたことを示す、最初の具体的な証拠なのだ。

全ポートフォリオに向けた戦略

ここで重要なのは、ランニング事業で機能している仕組みである。経営陣は、ランニング部門が新たな「スポーツ・オフェンス」戦略(競技ごとの攻めの事業戦略)のプロトタイプであることを明確にしている。CEOが述べたように、ナイキのランニング部門はスポーツ・オフェンスを最初に採用したチームであり、他のスポーツ部門が従うべき設計図を作ったのだ。

次ページ > 20%超の成長が単独の成果なのか、それともより広範な回復の先行指標なのか

翻訳=酒匂寛

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