スペースXの記録的な新規株式公開(IPO)による調達額が857億ドル(約13.6兆円。1ドル=160円換算)に達した。同社が米国時間6月15日に発表した。投資家の旺盛な需要に応えるため、上場幹事会社が追加で確保した株式を売り出したことで、調達額が膨らんだ。
6月15日時点の総調達額は857億ドル(約13.71兆円)
同社の発表によると、ゴールドマン・サックスやモルガン・スタンレーをはじめとする上場幹事会社が8330万株のスペースX株式を追加で購入した。これにより、15日時点における総調達額は857億ドル(約13.71兆円)に達している。
スペースXは11日、調達目標額を過去最高の750億ドル(約12兆円)としていた。その後、幹事会社がいわゆる「グリーンシューオプション」を行使した。これは、IPOにおいて事前の想定を上回る買い注文が集まった場合、引受会社が当初の計画よりも多くの株式を売り出すことができる権利である。
機関投資家からの注文が約40兆円、個人投資家からは約16兆円
今回のIPOには3500億ドル(約56兆円)以上の買い需要が集まったと報じられており、その内訳は機関投資家からの注文が2500億ドル(約40兆円)相当、残りの1000億ドル(約16兆円)が個人投資家からの注文だった。
先週の上場初日に19%急騰したスペースXの株価は、15日の朝の時点でさらに7.5%上昇した。
イーロン・マスクの推定資産額は約9.73兆円増加、計約192兆円に膨らむ
15日、スペースXの上場によって世界初の「トリリオネア(資産額が1兆ドル[約160兆円]超の大富豪)」となったイーロン・マスクの推定資産額は608億ドル(約9.73兆円)増加し、合計1兆2000億ドル(約192兆円)へと膨らんだ。マスクはスペースX株の約38%を保有しており、世界一の大富豪の座を独走している。彼の資産規模は、世界第2位であるグーグル共同創業者のラリー・ペイジ(約48.37兆円)の約4倍に達しており、ペイジの後に続くもう1人の共同創業者、セルゲイ・ブリン(約44.61兆円)とも大きく差をつけている。



