リーダーシップ

2026.06.17 13:00

いつもイエスと言うのは逆効果、優秀なのに評価されない人の共通点

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私がこれまで一緒に働いてきた非常に有能な従業員の中には、後にキャリア上の痛手となるような同じ過ちを繰り返す人がいる。そうした人は頼りになり、協力的で、一緒に働きやすい存在でありたいと願っているため、ほとんどすべての依頼に「イエス」と答える。他人の問題を解決し、会議の準備を過剰なまでに行い、締め切り直前に文句も言わずにプロジェクトをなんとかする。こうした従業員の多くは、自分の仕事ぶりが自然と評価されるはずだと信じているため、自分をアピールすることを避ける。また、混乱している状況でも冷静さを保ち、ストレスを表に出さずに吸収するため、チームの感情的な安定装置のような存在になることも多い。一見すると、これはあらゆる組織が高く評価すべき従業員像のように思える。だが問題は、こうした習慣によって周囲は徐々にその人の努力を当然視し、いつでも対応してくれると期待し、成功はたやすいものと思うようになることだ。やがてこうした従業員は別の誰かが昇進していくのを側で見ながら燃え尽きることが多い。

いつも「イエス」の従業員の影が薄くなる理由

常に周りに手を差し伸べる従業員は自分の仕事量が実際よりも少ない印象を意図せず作り出してしまうことがある。断ることなくいつも「イエス」と言う人がいると、同僚や上司は物事を円滑に進めるためにどれだけの努力が必要なのかに気づかなくなり始める。その従業員は頼りになる人として知られるようになるが、信頼性だけでは必ずしも評価にはつながらない。

私は多くの組織でこのような状況を目の当たりにしてきた。ある従業員は複数の危機的状況に対応し、プロジェクトを前進させ、問題が深刻化するのを防いでいる。一方で別の従業員は自分の貢献についてより自信を持って語るため注目を集める。上司たちは競合する多くの要求を同時に処理しているため、目につきやすく、測定しやすいものに注意を向けがちだ。

余計な仕事をいつも引き受ける従業員は非現実的な期待も生み出してしまう。同僚が素早く問題を解決することに慣れてしまうと、そのレベルのパフォーマンスを当たり前のもの、持続可能なものだと考えるようになる。努力を評価するどころか、それを当然視するようになる。

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翻訳=溝口慈子

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