キャリア

2026.06.15 16:00

年収1600万円超の「10年前に存在しなかった」職種、AI時代に学歴より重視される能力とは

stock.adobe.com

stock.adobe.com

AIが仕事を奪うのではないかと労働者が不安を抱いてきたことについて、筆者はこれまで何度も書いてきた。だが最近の調査によると、その恐れは的外れかもしれない。

米求人サイトLaddersのマーク・セネデラCEOによれば、AIはあなたの仕事を奪いに来るのではない。「AIが狙っているのは、企業が長年蓄積してきたバックログ(未処理業務)だ」と言う。「苦境に立たされるのは、AIに取って代わられる人ではない。AIの習得をずっと先延ばしにしてきた人だ」

目指すべき年収1600万円超の職種

Laddersの調査は、10年前には存在しなかった、あるいはほとんど存在しなかった年収10万ドル(約1600万円)超のキャリアを15種類特定している。リストには、最高AI責任者(CAIO)やAIエンジニア、クラウドアーキテクト、インフルエンサーマネージャー、データ保護責任者(DPO)といった職種が生まれた職種だ。いずれも技術革新やデジタルトランスフォーメーション(DX)、そして消費者行動の変化から生まれた仕事だ。

就職活動の幅を広げ、年収10万ドル以上の仕事を獲得するために、Laddersは10年前には存在せず、今後10年間にわたり需要が続くと予測される「年収10万ドル超のキャリア15選」を、年収中央値とともにまとめた。

1. データサイエンティスト(11万2000ドル=約1790万円)

データサイエンティストは大規模なデータセットを分析し、パターン、トレンド、ビジネスインサイトを発見する。AIシステムが扱うデータ量が増え続ける中、組織は情報を整理・解釈し、価値を引き出す役割としてデータサイエンティストへの依存を強めている。米国では通常、学士号が必要とされるケースが多い。

2. 機械学習(ML)スペシャリスト(12万9000〜20万ドル=約2060万〜3200万円以上)

MLスペシャリストは、明示的なプログラミングなしにデータから学習し、時間とともに改善するAIシステムを構築する。レコメンデーションエンジン(ユーザーに商品を提案するAIシステム)や予測分析、インテリジェントオートメーション(AIと各種自動化技術の組み合わせによる業務プロセス全体の効率化)などの技術を支えている。米国では通常、学士号が必要とされるケースが多い。

3. SEOスペシャリスト(8万6000〜11万5000ドル以上=約1380万〜約1840万円以上)

SEO(検索エンジン最適化)スペシャリストは、検索エンジンの検索結果での可視性を高めるためにウェブサイトを最適化する。ウェブサイトの技術的知識とマーケティングの専門知識を組み合わせて、トラフィックとオンラインでの発見可能性を高める。米国では学位は必須ではないが、あれば有利とされる。

次ページ > AIが生成する回答に、企業のコンテンツが表示されるよう支援する新しい職種

タグ:

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事