米国はイランとの和平合意に達した。ドナルド・トランプ大統領とパキスタンの仲介者が米国時間6月14日夜に明らかにした。さらにトランプは、ホルムズ海峡における米国の封鎖を終えるとトゥルース・ソーシャルへの投稿で発表し、「石油を流せ!」と宣言した。
両国間の仲介役を務めたパキスタンのシェバズ・シャリフ首相は日曜夜の早い時間、ソーシャルメディアへの投稿で合意を発表した。署名は6月19日にスイスで行われる予定だ。
シャリフによれば、この合意はレバノンを含む全戦線での紛争を即時に終結させると宣言する内容だ。レバノンではその数時間前、イスラエルがベイルートにあるヒズボラの拠点攻撃したばかりだった。
トランプは、ホルムズ海峡におけるイラン船舶への海上封鎖を解除すると約束したうえで、こう投稿した。「世界の船舶よ、エンジンをかけろ。石油を流せ!」。
イランのカゼム・ガリババディ外務次官は、6月19日に合意に署名する予定であることを認めた。複数メディアが、イラン国営系メディアへの声明を引用する形で報じた。
トランプとシャリフは、合意内容の詳細を明らかにしていない。ただしロイター通信とニューヨーク・タイムズは、この合意によりイランの核開発計画をめぐる協議に60日間の猶予を与える内容だと報じた。トランプは、合意を進めるにはイランが核開発を放棄しなければならないと繰り返し主張してきた。
和平合意の発表直後、米国産原油価格は1バレルあたり81.30ドルで取引された。取引開始後の数分で価格は約4.2%下落した。
6月14日のより早い時間には、イスラエルによるベイルート攻撃が和平合意の可能性を覆すかに見えた。イランはこれまで、米国との停戦合意は、レバノンのイスラム主義武装組織ヒズボラとイスラエルが続けている戦闘にも適用されなければならないと主張してきた。
同地域での戦闘継続は、米国とイラン間の脆弱な休戦を何度も崩壊させかねない状況を生み出してきた。
イランのモハンマド・バゲル・ガリバフ国会議長は6月14日、ベイルートでの新たな攻撃を再び非難し、「米国には義務を果たす意志か能力のいずれかが欠けている」と述べた。
トランプ大統領も先のトゥルース・ソーシャルへの投稿で、イスラエルによるレバノン攻撃に怒りを示していた。「今朝のベイルート攻撃は起こるべきではなかった。特にイランとの和平合意が目前に迫った特別な日においては」とトランプ大統領は記した。攻撃のきっかけとなったヒズボラの攻撃を「非常に小規模で取るに足らない」ものだったと評していた。



