宇宙

2026.06.15 13:00

6月30日は「ストロベリームーン」 2026年で最も低く、2番目に小さい満月を見よう

6月の満月「ストロベリームーン」(多重露光撮影)。2025年6月11日、中国・遼寧省の瀋陽にて(Zou Xinjiang/VCG via Getty Images)

6月の満月「ストロベリームーン」(多重露光撮影)。2025年6月11日、中国・遼寧省の瀋陽にて(Zou Xinjiang/VCG via Getty Images)

「ストロベリームーン」の呼び名をもつ満月が、2026年6月30日(火)に昇ってくる。北米の一部地域で6月が伝統的な野イチゴ摘みの季節にあたることにちなんだ名称だ。この6月の満月は、3つの理由で注目に値する。北半球で夏を迎えて最初の満月であること、今年最も南中高度が低い満月であること、そして今年2番目に小さい満月であることだ。

満月はどれもそうだが、満ちた瞬間が見ごろというわけではない。夕暮れ時に南東の地平線から姿を現したときが、最も美しく見える。ストロベリームーンが満月になる瞬間「望」は日本時間30日午前8時57分で、太陽が空を支配している時間帯となる。

この満月は、約29日の周期で満ち欠けを繰り返す月が公転軌道上で最も地球から遠ざかる「遠地点」に到達した翌日に昇る。ちょうど遠地点で満月になった場合は「マイクロムーン」と呼ばれ、平均的な満月の大きさより約12~14%小さく、その分だけ暗い。最も地球に近い満月は「スーパームーン」と呼ばれる。

2026年、月の地心距離の変化と満月(国立天文台)
2026年、月の地心距離の変化と満月(国立天文台)

6月の満月をストロベリームーンと呼ぶのは、北米先住民の農事暦に基づいている。月の色合いは関係ない。世界時計アプリ「timeanddate.com」によれば、同じく先住民の収穫期に由来する6月の満月の名称には「ベリーライプンムーン(野イチゴが熟す月)」や「グリーンコーンムーン(若いトウモロコシの月)」、「ホットムーン(暑い月)」などがある。

ストロベリームーン観望のベストタイミングは

最高のストロベリームーンを堪能したいなら、6月30日の月の出が何よりおすすめだ。自分のいる場所の月の出の時刻を確認しておき、南東の地平線がよく見える高台や開けた場所、東向きの海岸などでその瞬間を待とう。

満月が昇ってくるのは、日の入り後の「ブルーアワー」の時間帯となる。夜の帳が下りつつもまだ太陽の名残の光が空を群青色に染め上げていて、月を眺めるにはまたとない好条件といっていい。

ドイツ・シュマネヴィッツにある木造の風車ポストミルと「ストロベリームーン」の満月、「ブルーアワー」の月の出。2025年6月11日撮影(Radler59, CC BY-SA 4.0 <https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0>, via Wikimedia Commons)
ドイツ・シュマネヴィッツにある木造の風車ポストミルと「ストロベリームーン」の満月、「ブルーアワー」の月の出。2025年6月11日撮影(Radler59, CC BY-SA 4.0 , via Wikimedia Commons)

・東京:日の入り=午後7時1分、月の出=午後7時33分
・大阪:日の入り=午後7時15分、月の出=午後7時47分

1日前の29日は月の出が日の入りより早く、空はまだとても明るい。満月の翌日の7月1日になると、月が昇ってくるのは日没後、すっかり空が暗くなってからになる。

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翻訳・編集=荻原藤緒

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