欧州

2026.06.14 07:00

「オレシュニク弾道ミサイルで納屋を攻撃」プーチンの発言にブロガーら憤慨 1発はロ占領地域に落下

ベラルーシで2025年12月30日、ロシア製オレシュニク弾道ミサイルシステムが配置される様子。ロシア国防省が公開した動画のスクリーンショット(Russian Defense Ministry/Anadolu via Getty Images)

今回のオレシュニクには本当の目標が別あり、それを狙って外れたのか。もしかすると、ロシアのキンジャール空中発射弾頭ミサイルを阻止したこともあるらしいLima(リマ)電子戦システムに妨害されたのかもしれない。あるいは、オレシュニクはプーチンが主張するように、意図的に軍事目標を避けたのか。どちらにしても、見栄えのよい事態ではない。

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戦果不明のミサイル

「わたしが行動を起こすとき、200万ドルのミサイルを10ドルの空っぽのテントに向けて撃ち、ラクダの尻に命中させるようなことはしない」。2001年、当時のジョージ・W・ブッシュ米大統領はこんな発言をしていた。

それから四半世紀後、プーチンは1発5000万ドル(約80億円)のミサイルを空っぽの納屋やガレージに向けて撃ち込んでいるらしい。その代償はミサイルの費用だけではない。ウクライナ側はオレシュニクの残骸から電子部品を回収しており、それらはパートナー諸国とも共有されたに違いない。この兵器の能力に関する大量の機密データが流出したということだ。

理由が何であれ、価値ある目標に命中しないミサイル攻撃の光景は、強さではなく弱さを印象づける。

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その間も、ウクライナの長距離ドローンはロシアの石油産業に打撃を与え続けている。今夏には、モスクワを攻撃する能力をもつ国産のFP-9弾道ミサイルが配備されることも見込まれる。ウクライナの最新ミサイルが実戦使用されれば、ロシアの軍事ブロガーたちはさらに騒ぎ立てることになるだろう。 

forbes.com 原文

翻訳・編集=江戸伸禎

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