欧州

2026.06.14 07:00

「オレシュニク弾道ミサイルで納屋を攻撃」プーチンの発言にブロガーら憤慨 1発はロ占領地域に落下

ベラルーシで2025年12月30日、ロシア製オレシュニク弾道ミサイルシステムが配置される様子。ロシア国防省が公開した動画のスクリーンショット(Russian Defense Ministry/Anadolu via Getty Images)

ある子弾は道路脇に着弾し、直径約1.8m、深さ約60cmのクレーターを残した。これは興味深いデータではある。TNT火薬900kg相当のエネルギーを36個の子弾で分けると、各衝撃部材の威力はTNT25kg相当となる。この大きさのクレーターは実際にTNT 20kgかそこらの爆発に対応しており、速度と重量に関する推定が正確であることを示唆する。

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2発目の着弾地点はのちに判明した。それはウクライナ東部ドネツク州のロシア支配地域内だった。こちらも死傷者が出たという報告はない。

ロシア国営メディアのRIAノーボスチが伝えているところでは、プーチンは「われわれは結果を評価するのに都合のよい場所を攻撃しました。これはベーラヤツェールコフィ(ビラツェルクバ)について当てはまり、ドネツク人民共和国(自称)の地域についてはもっとよく当てはまります」と語った。ビラツェルクバへの攻撃については「その後、われわれのドローンが現場へ飛来し、攻撃したその納屋を調査して、分離弾頭がどのように着弾したのかを確認しました。すべてミリ単位で測定しました」と述べた。

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ロシアでの反応

X(旧ツイッター)でアナリストのChrisO_wikiがまとめているところによれば、ロシアの軍事ブロガーたちは激怒した。彼らはこれまで、オレシュニクはウクライナの軍事目標に甚大な損害を与えた超兵器であり、それに反する見解はすべてプロパガンダだというふうに論じてきた。ところが、そうした主張は彼らのリーダー自身によって完全に否定される格好になった。しかもプーチンは、オレシュニクをロシア支配地域に撃ち込んだことも認めた。

「テレビのクズどもが目をぎょろぎょろさせながら、オレシュニクで超重要な戦略企業を粉砕したと熱弁していたのを覚えているか? きょうプーチン大統領は、実際にぶち壊したのは納屋だったと認めた」

「いったい報復攻撃とは何だったのか。まったく信じがたい話だ」

「NATO(北大西洋条約機構)の地下基地とやらについて書き立てていた連中にも、どうぞよろしくお伝えください」

軍事ブロガーたちはおのおのこんな書き込みをしている。彼らはまた、今回のオレシュニク発射がたんなる試験だったというのなら、訓練施設への攻撃に対する真の報復は行われるのかという疑問も呈している。これまでのところその答えは示されていない。

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翻訳・編集=江戸伸禎

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