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2026.06.14 18:00

スペースXの巨額IPOで資産急増、「勝者」となった億万長者トップ9

スペースX社長、グウィン・ショットウェル(中央。Photo by Spencer Platt/Getty Images)

スペースX社長、グウィン・ショットウェル(中央。Photo by Spencer Platt/Getty Images)

スペースXの記録的なIPO価格により、イーロン・マスクはついに「トリリオネア」(兆万長者。資産1兆ドル[約158兆円]超)となった。さらに新たなビリオネアが誕生し、多くの人々の資産も押し上げられた。

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IPO価格の決定により、マスクの純資産が約155兆円に膨らむ

スペースXは米国時間6月11日、IPO(新規株式公開)価格を1株135ドルに決定した。これは同社の時価総額が1兆8000億ドル(約284.4兆円。1ドル=158円換算)に達することを意味する。Forbesの試算によれば、これによりマスクの純資産は1880億ドル(約29.7兆円)増加し、推定9820億ドル(約155.16兆円)となった。テスラの株価が変わらず、6月12日の取引開始時にスペースX株が1株138.50ドルまで上昇すれば、マスクは世界史上初の「トリリオネア」となる(編注:実際には1株150ドルで取引を開始し、160.95ドルで取引を終了した)。また、スペースX株が135ドルのままでも、テスラ株が399ドルから424ドルへ上昇すればトリリオネアとなるが、こちらの可能性は低い。

マスクの資産の大半はスペースX株とテスラ株が占める

スペースXの会長兼CEO兼最高技術責任者(CTO)であるマスクは、このロケットメーカーの株式を48億株保有しており、その価値は6440億ドル(約101.75兆円)に上る。さらに、行使価格が1株8.40ドルのストックオプションを3億5000万株分保有しており、価値は440億ドル(約6.95兆円)に上る。これらを合わせた同社への出資比率は38%で、IPO価格ベースで6880億ドル(約108.7兆円)に相当する。

Forbesはこれまで、マスクの推定40%の持分(公募による希薄化前)を、およそ5000億ドル(約79兆円)と評価していた。これは、2月に行われたスペースXとマスクのAI・ソーシャルメディア企業xAIの合併における、1兆2500億ドル(約197.5兆円)の評価額に基づくものだ。なお、xAIは2025年3月にX(旧Twitter)と合併している。

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マスクはまた、時価総額1兆5000億ドル(約237兆円)のテスラの10%強を保有しており、その価値は1650億ドル(約26.07兆円)だ。加えて約8%の追加株式を取得できるオプションがあり、1140億ドル(約18.01兆円)相当となる。純資産の残りは、脳インターフェース企業Neuralinkやトンネル掘削会社Boring Companyへの小規模な出資、さらに過去のテスラ株売却による数十億ドル(数千億円)で構成されている。

残る株式の取得は、火星に100万人が居住する恒久的な人類コロニーなどが条件

Forbesによるマスクの純資産推計に含まれていないものもある。スペースXとテスラでの出資比率をそれぞれ47%、29%まで引き上げ得る、成果連動型の譲渡制限株式である(税金および譲渡制限株式を解除する費用を差し引く前)。これらの株式をすべて得るには、マスクは非常に高い目標を達成しなければならない。具体的には、スペースXとテスラの時価総額をそれぞれ7兆5000億ドル(約1185兆円)、8兆5000億ドル(約1343兆円)に拡大すること、さらに火星に少なくとも100万人が居住する恒久的な人類コロニーを確立することなどだ。

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