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2026.06.25 11:00

インスタレーションが示した、LEXUSから始まるモビリティの未来

インスタレーション「SPACE」は、LEXUS LS Conceptの周囲に360度のスクリーンが設置され、 映像や光効果で、自動車が陸・海・空を移動するよ うな没入体験を楽しめる。

インスタレーション「SPACE」は、LEXUS LS Conceptの周囲に360度のスクリーンが設置され、 映像や光効果で、自動車が陸・海・空を移動するよ うな没入体験を楽しめる。

LEXUSのブランドメッセージを体感できるインスタレーションをミラノデザインウィークで展示。刺激的な体験に、モビリティの未来を見た。


世界最大級のデザインイベント「ミラノデザインウィーク2026」(以下MDW)に参加したLEXUS。ミラノ市の南西部トルトーナ地区にある「スーパースタジオ・ピュー」にて、「LEXUS LS Concept」を中心に据えたインスタレーション「SPACE」を発表。ここでは、ラグジュアリーなライフスタイルにおける“空間”のあり方を没入型のインスタレーションで表現する。

「今回のインスタレーションでは、自動車を初めて会場の中央に置きました。これまでにも、オブジェや透明のスポーツカーなどもつくりましたが、これはMDWが家具デザインのイベントであることを意識し、家具とのつながりを重視していたからです。しかし今回はLEXUS LS Concept自体にフィロソフィーがあるので、これを中心に据えて、どう生かすかを考えた。その結果が360度のスクリーンでした」とLEXUSのChief Branding Officerであるサイモン・ハンフリーズが語る。

あえて狭められた入り口から円形の展示会場に入ると、まずは真正面に置かれた巨大なLEXUS LS Conceptに圧倒される。そのまま近づくと、周囲をぐるりと取り囲むスクリーンがあり、音や光、スモークなどの演出で、自分自身が世界の中心にいるような新しい体験へと誘う。映像は陸・海・空を表現し、観客はそのなかを自由に動き回る。

移動は目的地に到達するための手段にとどまらず、ライフスタイルそのものを豊かにするというメッセージを受け取るのだ。

そして同時に展示されたプロジェクト「Discover Together」は、気鋭のクリエイターが、LEXUSのブランドビジョンや哲学を独自の視点で作品にするもの。今回は“Discover Your Space”をテーマとし、「LEXUS LS Concept」にインスピレーションを受けた4組のクリエイターが参加。

それぞれの専門領域を生かしながら、このコンセプトモデルの後部座席とほぼ同じ空間のスペースを使って、今までにない自分だけのプライベート空間を表現した。

CAP
「Discover Together」の展示会場は、桂離宮をイメージし、4つの展示が点在。スポットライトが飛び石となり、進む道を表現する。

林響太朗と黒谷優美による「VISIBLE INVISIBLE/みえるもの みえないこと」は、この空間を光の移ろいによって時の流れを感じる茶室に見立てた。にじり口から入ると外界とは切り離され、壁面には時の移ろいを表現した映像が流れる。その時、空間は自分だけの静謐(せいひつ)さに包まれる。

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「VISIBLE INVISIBLE/みえるもの みえないこと」は映像作家とアートディレクターによるクリエイティブデュオが制作。来場者はこのなかで静かな空間に浸る。

Guardini Ciuffreda Studio(イタリア)の「WEARABLE SPACE」では、空間に光ファイバーを繊細に縫い込んだ巨大な一着のコートがあり、中央のいすに座ってそれをまとうと、その人の動きに合わせて光が現れ、動き、あふれ出していく。

CAP
Guardini Ciuffreda Studioは、ファッションデザイナーと建 築 家を中 心とするチーム。「WEARABLE SPACE」は、光ファイバーの衣装をまとい、自分自身が光に包まれる異次元の体験を楽しめる。

Random Studio(オランダ)の「A Moving Sanctuary」は、繭のような守られた聖域。やや傾斜した内部空間は適度な柔らかさがあり、内蔵された熱感知システムで内部にいる人の呼吸のリズムを読み取り、光と音で空間全体を包み込む。

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空間体験を得意とするRandom Studioらしい空間となった「A Moving Sanctuary」。ここに体を横たえていると、自分がどこにいるのか、何をしているのかもわからない不思議な気持ちになる。

そして日本の職人とレクサスインハウスデザイナーによる「The Crafted Cosmos」では、職人技で彩られた空間が完成。三重県の鈴鹿山麓で3代にわたり、伝承と進化を続けてきた指勘建具工芸による組子や成型合板の曲木加工などが融合し、温かくも精密な“手仕事の宇宙”が生まれた。

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日本の伝統的手工芸がふんだんに使われた「The Crafted Cosmos」。いすに座ると細やかな仕上げや表現がより鮮明に見えてくる。

どれもがLEXUS LS Conceptの移動空間の可能性を感じさせるもの。これほどまでに豊かで創造的で自由な空間は、体験したことがない。

「4つの展示は、どれもが説明は不要。デザインとしてうまくいくときは、何も言わなくても、ぱっと見てわかる。でも説明を聞くとストーリーがありますよね。それが面白い。我々がMDWに参加する理由は、クリエイティブな目線で会話ができる場所だから。LEXUSは長い間、創造性やパイオニア精神に重きを置いてきました。ですからデザインに興味のある来場者の素直な反応を知ることは大切なこと。MDWは我々の心のド真んなかを表現する場所なのです」とサイモン・ハンフリーズCBOは語る。

LEXUSは新しい視点から、モビリティとライフスタイルを構築する。MDWもまた、新しい価値が生まれる場所。LEXUSはこの地で、更なる飛躍を遂げるのだ。

前編はこちら
ミラノデザインウィークで示した、 LEXUSがパイオニアであり続ける神髄 

LEXUS
https://lexus.jp/


サイモン・ハンフリーズ◎トヨタ自動車 執行役員・デザイン領域長・Chief Branding Officer。1967年、イギリス生まれ。母国で工業デザインを学び、1994年にトヨタ自動車に入社。現在は、5ブランドのブランディングとデザイン全体をグローバルに統括する。

Promoted by LEXUS/ text and edited by Tetsuo Shinoda/ photographs by Yoshinori Eto