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2026.06.18 12:30

ChatGPTを「最強のビジネスパートナー」に育てる5%の上級プロンプト術

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筆者は、会社を立ち上げて間もないごく短い期間を除き、一貫してソロプレナーとして事業を営んできた。共同創業者とは、事業の方向性をめぐる考え方の違いから袂を分かつことになった。彼はコンサルティング事業への注力を志向する一方で、筆者はオンラインフォームの作成ツール開発に取り組みたいと考えていた。両者の溝は埋まらず、ほどなくして別々の道を歩むこととなった。

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それから長い年月が過ぎたが、パートナーを持たずに事業を築くという決断を後悔したことは一度もない。進むべき方向を定め、意思決定を自分の手で下し、失敗の責任を受け止める自由があった。時折襲ってくる孤独を受け入れながら、不確実性を乗り越えていく術も、この年月の中で身につけてきたのである。

しかし、ソロプレナーであるからといって、これまでの道のりが孤独だったわけではない。むしろその逆だ。筆者は常に、仲間やメンター、そして尊敬するテックコミュニティの面々から知見を得てきた。

そして今、筆者の武器に新たなツールが加わった。ChatGPTである。数年前にLLM(大規模言語モデル)が登場した時点で、筆者は既に自身が創業したJotformを20年近く経営しており、一人で会社を率いるだけの胆力は備わっていると自負していた。それでも、ChatGPTはこれまでにないビジネスパートナーだと考えるようになった。相手を怒らせる心配もなければ、逆に煩わされることもない。筆者がこのツールをどのように活用しているか、以下で紹介したい。

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LLMの使い方と、その問題点

ほとんどの人は、ChatGPTの能力を十分に活用しきれておらず、高性能な検索エンジンとして使っているに過ぎない。筆者は、これを自動販売機のようなものだと考えている。人々は「マーケティングプランを書いて」、「この文書を要約して」といったリクエストを入力し、回答を待つ。そして、その内容が凡庸だと、彼らは肩をすくめ、リンクトインで「AIは過大評価されている」とこき下ろすのだ。

しかし、LLMが出力する回答の質は、与えられた指示の質に依存する。KPMGとテキサス大学オースティン校による最新のレポートによれば、調査対象となった約2500人の従業員のうち、AIの導入率は90%に達している一方で、「高度なユーザー」と定義される水準に到達していたのはわずか5%にとどまったという。

ここでいう「高度なユーザー」とは、より踏み込んだプロンプトを設計し、明確な目的意識を持ち、AIを単なる作業の省略手段ではなく、思考を深めるパートナーとして活用している人々を指す。論文の著者は、「問題はツールそのものではない。プロフェッショナルがそれを用いてどのように思考し、どのように意思決定を行うかにある」と指摘している。

今日のLLMは高い能力を備えており、その性能はますます高まっている。AI評価機関METRの研究者によれば、主要モデルが自律的に処理できるタスクの複雑さは、およそ7ヵ月ごとに倍増しているという。しかし、どれほど進化が進んでも、それを導く有能な人間が不要になることはない。 

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編集=朝香実

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