ChatGPTは明らかなリーダーだが、競合に対して一部で後退
OpenAIのChatGPTは、依然としてAIチャットボットの中で明らかなリーダーだが、競合に対して一部で後退しているようだ。市場調査会社Sensor Towerが5月にForbesに共有したレポートによると、2026年第2四半期のこれまでのところ、ChatGPTは全AIアプリのダウンロード数の47%を占めている。ただこれは、1年前の全AIチャットボットアプリのダウンロード数の67%を下回る水準だ。
同レポートを作成したSensor Towerのインサイトアナリスト、カラ・リーによると、過去1年間で最大の成長を遂げたのはClaudeだった。全AIチャットボットアプリのダウンロード数に占めるシェアは、2025年第2四半期の1%から2026年第2四半期には14%に上昇した。Similarwebのデータによると、ChatGPTのウェブ訪問数も横ばいになっているようだ。同チャットボットは2025年10月に達成した62億回のウェブ訪問数のピークから、5月には56億回にまで減少している。
AnthropicとClaudeが急成長した背景は?
Anthropicは2026年初め、国防総省との契約紛争をめぐる対立に巻き込まれて突如として全国的な注目を集め、ClaudeはiOSアプリストアのトップに急浮上した。
AnthropicのCEO、ダリオ・アモデイは2月のブログ投稿で、政権がAnthropicの技術を国内の大規模監視や自律型兵器の動力源として使用することに異議を唱えた。これに対しピート・ヘグセス国防長官は反論し、Anthropicを国家安全保障上のサプライチェーンリスクに指定した。ドナルド・トランプ大統領もAnthropicを「急進的左派でwokeな」企業と呼んだ。
Similarwebが当時Forbesに伝えたところによると、その後の1週間でClaudeのアプリダウンロード数は55%急増した。この対立の最中、OpenAIは国防総省と独自の契約を結び、一部で反発やボイコットの呼びかけを招いた。同じ期間にSimilarwebはChatGPTのダウンロード数が5.6%減少したと報告している。
Claudeは、ChatGPTに不満を持つユーザーを取り込もうとしているようで、2月には競合AIチャットボットからデータをインポートできるアップデートを発表した。ウェブサイトトラフィックを測定するComscoreは、5月のClaudeの成長を分析した。その中で、Anthropicが同技術を「より思慮深く、安全性を重視したチャットボット」と位置づけたことが寄与していると述べた。
Geminiも2026年に入り急成長
グーグルのAI技術であるGeminiも2026年に入り急成長している。Similarwebのデータによると、Geminiへのウェブ訪問数は前月比5%増、前年同期比450%増となっている。Similarwebは、Geminiへの訪問数は、厳密にはGeminiのウェブサイトへのものだと指摘している。グーグルのAI要約やAIモードなど、グーグル検索に統合されたGeminiの機能は含まれていない。


