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Munchery(マンチェリー)は必要な食材をまとめた料理キットの販売を開始した
(Photo: Munchery)



地元サンフランシスコを始め、ニューヨーク、ロサンジェルス、シアトルで、チルド食品のフードデリバリービジネスを展開するスタートアップ企業Munchery(マンチェリー)は、既存のサプライチェーンを利用し、料理キット提供サービスへ参入し、売上アップを目論んでいる。

10月27日から、必要な食材をまとめた料理キットの販売を開始。これにより、Blue Apron、Plated、Hello Freshといったライバル企業との販売合戦に参加する。フォーブスの推定ではフードデリバリー業界の市場規模は年間10億ドル(1,200億円)以上。競合他社が、週複数日を指定した定期宅配モデルを採用しているのに対し、Muncheryは単発日注文も受け付けている点で他社と一線を画している。さらに、靴箱ほどの大きさで届けられるキットの中に、すぐに調理にかかれる湯通ししたブロッコリーのような調理済み食材が含まれている。

「我々は、お客様にとっての料理アシスタントだと思っています」と語るのは、Muncheryカスタマー・エクスペリエンス部門責任者に着任したばかりのパスカル・リゴ。彼は2013年スターバックスに買収されたベーカリーチェーン、ラ・ブランジェのオーナーとして地元サンフランシスコでは有名な人物だ。同氏は続ける。「お客様の快適な毎日のお手伝いとして、私どもが朝のうちに料理の下ごしらえをさせていただきます」

同社は、請負業者ではなく社員による自社の配達ネットワークを利用することで、当日配達、そして一部地域におけるオンデマンド配達を行う。リゴは、サンフランシスコのベトナム料理店スランテッド・ドアのチャールズ・ファンを引き抜き、同レストランでの経験を生かしたメニューを提供している。これによりMunchery利用者は、自宅で簡単にシェイキングビーフやクレイポットチキンといったベトナム料理に挑戦できる。ファン自身も、レストラン勤務当時、家族用に料理キットを準備し自宅で料理したこともあるという。

価格は2人分で一食が10ドル以下。買い物に行く時間はないが、自宅で手早く料理を楽しみたいと考える顧客らをターゲットにしている。CEOのトリ・トランは「本格的な料理を効率よく楽しみ、自宅で食事をとりたいという人は多いんです」と語った。

文 = エレン・ヒュエット(Forbes)/ 編集=上田裕資

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