スペースXの上場で数多くの富豪が誕生か
スペースXの上場は、同社の経営幹部や投資家にも数十億ドル(数千億円)規模の資産をもたらすことになる。公開価格が135ドルに決まれば、スペースX株を5億300万株以上保有するアントニオ・グラシアス(訳注:マスクを初期から支援する投資家)の資産額は約680億ドル(約10.81兆円)急増する。また、スペースXの社長であるグウィン・ショットウェルの資産額は12億ドル(約1908億円)から16億ドル(約2544億円)に増加し、7億ドル(約1113億円)相当の株式を保有するブレット・ジョンソンCFOは、想定公開価格ベースで資産額が12億ドル(約1908億円)に達し、ビリオネアの仲間入りを果たす見通しだ。
スペースXの上場により、マスクは時価総額1兆ドル(約159兆円)以上の企業2社でCEOを務める史上初の人物となる可能性が高い。スペースXのIPOは、過去数週間のうちに同じく上場申請を発表したオープンAIやアンソロピックと並び、今年最も期待される上場案件の1つとなっている。一方で、一部のアナリストからはスペースXの過大評価を警告する声も上がる。モーニングスターは同社の適正株価を1株あたり63ドルと予測し、激しいボラティリティを避けるために上場後まで静観するよう投資家に呼びかけた。映画『マネー・ショート 華麗なる大逆転』のモデルとしても知られる著名投資家のマイケル・バーリもサブスタックへの投稿で弱気な批判を展開し、スペースXの上場申請書類には2兆ドル(約318兆円)はおろか、1兆ドル(約159兆円)の価値があることを示す根拠すらないと主張した。


