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2026.06.15 11:30

AIに「お願いします」は必要か? 回答の質の変化とコスト増加の関係

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もう1つの重要な懸念は、エネルギーである。 AIシステムは言語をトークンに分割して処理し、トークン1つごとに計算リソースが必要になる。「お願いします」や「ありがとう」といった一言は取るに足らないように見えるかもしれないが、AIは膨大な規模で動作している。何百万人ものユーザーが何十億ものプロンプトに言葉を加えれば、累積コストは膨大なものになる。

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AIへの丁寧さが世界全体でどれほどのエネルギーコストになるかを正確に算出した人はいない。OpenAIのCEOであるサム・アルトマンが、ChatGPTへの挨拶のコストについて問われた際、「おそらく数千万ドル(数十億円)だが『良い使い道だ』」と冗談めかして答えた。

本当の問題は、AIの利用が拡大するにつれ、小さな非効率でさえ積み重なっていく点にある。

新しいAIモデルでは、礼儀正しさの重要性が下がる可能性もある。最新のシステムは、プロンプトの意図をより的確に識別し、有用な指示と会話上の修飾語を切り分ける能力が高まっている。具体的には、ユーザーが温かい口調か、ぶっきらぼうか、あるいはお世辞を言うかどうかに左右されにくくなっていくはずだ。

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これは、最も効率的なアプローチが礼儀ではなく明確さであることを示唆する。最良のプロンプトは「このメールの下書きを作るのをどうかご親切に手伝っていただけませんか?」ではないかもしれない。「遅延を説明し、新しい納期を提案する、取引先向けの丁寧なメールを書いて」といった形がよい。

会話の潤滑油よりも、指示の明確さが勝る。

AIによって反応は異なる

AIに礼儀正しく接するべきかどうかの答えは、どのAIを使っているかにも左右される。

システムによって学習や調整、管理の方法は異なる。例えばGrokは、より挑発的で尖ったトーンで知られる。ユーザーが無礼な態度をとれば、Grokも同様に失礼な返答をしたり、その態度を真似たりすることがある。ChatGPTは一般に、失礼な態度や攻撃的な発言を避けるよう設計されているが、求められれば、より率直に、淡々と、あるいは皮肉混じりな口調で応答することもある。Claudeはより慎重で、お世辞に流されにくいとよく言われる。

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