動物というものは、人間の基準に照らし合わせると、意図せずに驚くほど不器用だったり、愉快なまでにぎこちない仕草をしたり、笑ってしまうほどあきれた行いをしたりすることがある。野生動物たちのそうした忘れがたい瞬間を捉えられるのは、適切なタイミングで適切な場所に居合わせた写真家やビデオグラファーだけだ。
そうした尽きることのない素材の宝庫から生まれたのが「ニコン・コメディ野生動物写真アワード(Nikon Comedy Wildlife Awards)」世界で最もおもしろい野生動物の写真や動画を評価する、毎年恒例のコンテストだ。
同アワードは、野生動物の保護と環境保全に対する意識向上にも努めている。ただ笑いを届けるだけではなく、自然界の保護についての重要なメッセージも発信しているのだ。「集められた写真や動画のおもしろさは、人を楽しませると同時に、動物たちが直面する脅威について関心を引く手段でもあります」
ニコン・コメディ野生動物写真アワードは、使用するカメラのブランドを問わず、プロでもアマチュアでも、無料で応募することができる。
同アワード創設者のポール・ジョインソン=ヒックスは、「私たちが暮らす驚くほど美しいこの世界は、互いに結びついています。にもかかわらず人類は、その世界をただひたすら搾取し、傷つけています」と話す。「野生動物の保護と、持続可能性に関する問題は、世界的な注目を集めています。ただし、そこから発信されるメッセージやイメージは通常、否定的で気が滅入るものばかりです」
同アワードは、世界各地で撮影された、この上なくユニークな野生動物の動画から、選りすぐりの作品を公開した。
応募者は、最長15秒の動画を2本まで提出できる。動画部門の優勝者には、ニコン製カメラと撮影道具一式が贈呈される予定だ。
ニコン・コメディ野生動物写真アワードは現在、2026年の応募作品を受け付けており、締め切りは6月30日となっている。
「あなたは食べたものからできている(You Are What You Eat)」 撮影:コリーン・ピゴット カナダ・オンタリオ州リンジー
「チコは、私が友だちになった野生のシマリスです」と、撮影したコリーン・ピゴットは話す。「チコは、おやつをもらうために、我が家の裏庭に毎日やってきます。私はチコのためにちょっとした撮影会を開き、来てくれたお礼に、おやつをあげているんです」
シマリスのチコは、ピーナッツという報酬をもらうためにまるでパートタイムのモデルのようだ。この動画では、殻付きピーナッツを巣穴に持って帰ろうとするチコが、何とか口に入れようと必死になっている。



