経営・戦略

2026.06.11 09:30

ホンダ、北米で約50万台規模のリコール実施 SUV「パイロット」などが対象

Kevin Carter/Getty Images

Kevin Carter/Getty Images

ホンダが数十万台規模のトラックやSUVのリコールを実施する。米運輸省道路交通安全局(NHTSA)の発表によると、この中にはSUV「ホンダ・パイロット」を対象とするリコール46万3000台が含まれており、車両のリアサブフレームが腐食してドライバーが制御不能に陥る恐れがあるという。

advertisement

NHTSAの通知によれば、今回のリコールの影響を受ける車両は合計で88万514台にのぼる。対象には、2017〜2023年型のホンダ・リッジライン、2019〜2023年型のホンダ・パスポート、および2014〜2020年型のアキュラ・MDXも含まれている(訳注:アキュラはホンダが北米市場で展開する高級車ブランド)。

対象車両の半数以上を占めるのがホンダ製中型SUVのパイロットであり、モデル年は2016年から2022年型までが対象となる。

当該車両は全米22の州(コネチカット州、デラウェア州、イリノイ州、インディアナ州、アイオワ州、ケンタッキー州、メイン州、メリーランド州、マサチューセッツ州、ミシガン州、ミネソタ州、ミズーリ州、ニューハンプシャー州、ニュージャージー州、ニューヨーク州、オハイオ州、ペンシルベニア州、ロードアイランド州、バーモント州、バージニア州、ウェストバージニア州、ウィスコンシン州)とワシントンD.C.で販売された。

advertisement

NHTSAによると、これらの車両はリアサブフレームの取り付け部分が腐食する可能性があり、それによってリアコントロールアームなどのサスペンション構成部品が破損し、ドライバーが車両の操作を失う危険性がある。

なお、5月時点で、このサブフレームの問題に起因する死亡事故、負傷者、または製品保証に基づくクレームの報告は寄せられていない。

リコールの対象となる車両はすべて、冬季に路面の凍結防止剤が頻繁に散布される、いわゆる「ソルトベルト」と呼ばれる地域で販売されたものだ。NHTSAのリコール報告書では、販売された車両の一部に「早期での塗装の剥がれ」が起きる可能性が指摘されており、これが凍結防止剤の散布量が多い地域での早期腐食を誘発する原因になり得るという。NHTSAは、対象車両のドライバーに対し、サブフレームが腐食している可能性を示す警告サインとして、リアサスペンションからの「異常な音や振動」に警戒し、車両のハンドリングの変化に注意を払うよう呼びかけている。

NHTSAによると、対象車両の所有者への通知書は7月7日までに郵送される予定だ。その後、所有者は車両をホンダまたはアキュラの正規ディーラーに持ち込み、補強キットの取り付けや、損傷した部品の修理・交換の対応を受けるよう求められる。

forbes.com原文

翻訳=江津拓哉

タグ:

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事