ロケットでひとっ飛び、「地球間」スターシップはどれだけ速い?
スペースXの地球間輸送コンセプトによれば、スターシップは世界最長の航空路線のいくつかを数時間~数分に短縮できる。
・ロサンゼルス~ニューヨーク(3983km):民間航空機で5時間25分、スターシップなら25分
・バンコク~ドバイ(4909km):民間航空機で6時間25分、スターシップなら27分
・東京~シンガポール(5350km):民間航空機で7時間10分、スターシップなら28分
・ロンドン~ニューヨーク(5555km):民間航空機で7時間55分、スターシップなら29分
・ニューヨーク~パリ(5849km):民間航空機で7時間20分、スターシップなら30分
・シドニー~シンガポール(6288km):民間航空機で8時間20分、スターシップなら31分
・ロサンゼルス~ロンドン(8781km):民間航空機で10時間30分、スターシップなら32分
・ロンドン~香港(9648km):民間航空機で11時間50分、スターシップなら34分
スペースXの「地球間」フライト計画、実現性は?
スペースXはこれまで、スターシップを用いた「地球間」移動に関する完全な商用事業計画を公表したことはない。
ショットウェルは2018年にカナダ・バンクーバーで開催されたTEDカンファレンスで行った講演で、スターシップはいずれ移動時間の短さと価格の両面で長距離航空路線と直接競合する存在になると主張。「乗客はニューヨークやバンクーバーを出発し、約30~40分で地球の半分を横断する」とP2P移動に関するスペースXのビジョンを紹介した。
非現実的な構想だとの見方が多いことを認めつつも、ショットウェルは「間違いなく実現する」と明言した。約100人の乗客を乗せたスターシップなら1日に複数回のフライトが可能だとし、一方の長距離航空便は通常、1日に1回の大陸間フライトしかこなせないと説明。「たとえわが社のロケットの運航コストのほうがわずかに高く、燃料費が多少割高になったとしても、航空会社が1日に運航する便数の少なくとも10倍は運航できる」と豪語した。
運賃について問われると、10年以内に「エコノミークラスとビジネスクラスの間」の価格帯になり、旅行者はニューヨークから上海まで約1時間で移動できるようになるとの見方を示した。


