AI

2026.06.18 18:15

ググると出る「AIによる概要」でゼロクリック検索急増、『SEO瀕死』は真実か?

(画像は筆者作成)

それでも議論は続く

二極化する論調 -「結局SEO」派と「ルールは書き直された」派

「AEOもGEOも結局はSEO」ということをGoogle自身が明言しているにもかかわらず、AEOやGEOの重要性や必要性を巡って、なぜ議論が続いているのかと不思議に思う方もいるだろう。国内外の専門家の意見を見ていくと、「結局SEO」派と「SEOのルールは書き直された」派に大別されるが、前者の説を唱える人は「キーワードを介して人と情報がつながる」という検索エンジン本来の役割や機能に注目した上で、「見え方」が変わったとしても、検索結果の上位に掲載されトラフィックを獲得するために行うべきことは変わらない、といった意見が主流を占めている。

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これに対し、AIの台頭により「SEOのルールは書き直された」という意見を述べる専門家の多くは、AI Overviewの中に表示されるリンクも通常の検索結果もクリックしない、いわゆる「ゼロクリック検索」の増加や、AI Overviewの中で自社のブランドや商品・サービスが紹介・引用されることによる認知効果など、検索結果の「見え方」の変化が検索ユーザーの行動にも影響を与えている点に着目した上で、マーケターに対しても、新たな対応を促しているように思われる。

自社のツールやソリューションを売りたいがために「SEOのルールは書き直された」というポジショントークを展開するケースも多いので、この点については慎重な見極めが必要だが、ゼロクリック検索への対応や、AI OverviewやAIモードで自社のプレゼンスを確保することの意味や効果については、今後マーケターがデータやファクトにもとづいてしっかりと向き合っていくべき課題であることは間違いない。

『ゼロクリック検索』時代。トラフィック減少は本当に「AIによる概要」が原因か? に続く

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 泉浩人(いずみ・ひろと)◎慶應義塾大学経済学部卒、米国ジョージタウン大学 MBA修了。三井銀行、フォード自動車等を経て、オーバーチュア(現ヤフー)の日本進出に参画。2006年にルグランを設立。ビッグデータを活用したAKB48選抜総選挙予測が注目を浴び、2014年日本広告学会クリエイティブフォーラムで最優秀賞を受賞。2026年5月にはJR西日本と共同開発で「鉄道×気象」データ活用の新広告サービス「Railcast Ads」の提供も開始した。

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