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2026.06.10 09:00

金・銀価格が2カ月ぶりの安値、イラン緊張と米利上げ観測で下落続く

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金と銀の価格が米国時間6月9日午後に急落した。イランをめぐる新たな戦争懸念と将来の利上げ観測が背景にあり、両貴金属は数カ月ぶりの安値を記録している。銀は1月に史上最高値を付けて以降、価値のほぼ半分を失っている。

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銀価格は米東部時間6月9日午後3時15分時点で1オンス65.78ドルと、4%超の下落となった。ただし、午後の早い時間帯には一時6%近く下げ、64.46ドルの安値を付けていた。

金価格は同時点で1オンス約4,292ドルと、2%近い下落となったが、日中安値の4259.90ドルからは回復している。

金と銀は厳しい展開となっている6月を通じて一貫して下落しており、銀は6月1日に75ドル強で始まって以降、価値の13%超を失った。金も月初に約4575ドルで始まって以降、約6%下落している。

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金と銀がこの水準まで下落したのは3月下旬以来のことだ。当時の急落についてアナリストは、和平交渉をめぐるイランと米国の指導者間の錯綜したメッセージが原因と分析していた。それ以前に両貴金属がこの水準にあったのは12月のことである。

イラン紛争を通じて概ね下落基調にある両貴金属は、1月下旬に記録した史上最高値から大きく離れた水準にある。銀は1月下旬に約120ドルでピークを付けて以降、価値のほぼ半分を失っている。

なぜ貴金属は下落しているのか?

複数のアナリストは6月9日の価格下落について、イラン戦争の緊張と、米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げに踏み切るとの観測を要因に挙げた。利上げは通常、貴金属価格に下押し圧力をかける。

サクソバンクのコモディティ戦略責任者オーレ・S・ハンセンはXへの投稿で、投資家が「インフレ、エネルギー価格、FRBの政策方針」についてより明確な見通しを待つ中、銀は「新たな下落局面」に入っていると述べた。ドイツのコメルツバンクのアナリストは、先週の堅調な雇用統計を受けて高まった「利上げ観測が優勢である限り」、金価格は低迷が続く可能性が高いと指摘している。TDセキュリティーズのシニアコモディティストラテジスト、ライアン・マッケイも、インフレ懸念、堅調な雇用データ、利上げ確率の上昇を6月9日の下落要因として挙げたとブルームバーグは報じている。

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