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リーダーシップ

2026.07.13 16:00

成功する経営者ほど危険、高業績を支える3つの強みが招く「健康リスク」

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シェイクスピアは「この世は舞台だ」と書いた。企業社会版では、経営幹部が演出家である。組織や事業を統括し、重圧を引き受け、舞台裏で何が起ころうとも公演を止めない。

問題は、その「止めない」部分に潜んでいる。優れた経営幹部をつくる資質は同時に、ゆっくりと、しかも大半は見えない形で進む生理学的な負荷による機能低下の温床にもなる。

この隠れたリスクは見過ごされがちだ。外から見れば、すべてが順調に進んでいるように見えるからである。事業は売上高と市場シェアを伸ばす。だが、そのコストを吸収するのは現場を動かす本人であり、そこには3つの具体的な資質が関わっている。

経営幹部はストレス耐性が高い

圧力下でも成果を出す能力は、経営リーダーシップにおいて最も重視される資質の1つだ。取締役会はそれを求め、投資家はそれを期待し、チームメンバーはその恩恵を受ける。この能力を豊富に備える経営幹部は、同僚よりも速く、より高い地位に上り詰めることが多い。

しかし、高いストレス耐性には、業績評価ではほとんど表面化しない影の側面もある。

リーダーにとって主要なストレスホルモンであるコルチゾールは、短期的な脅威への反応のために設計されている。慢性的に高い状態が続くと、それは静かに作用する加速剤になる。『BMC Cardiovascular Disorders』に掲載された大規模な集団研究では、長期的なコルチゾール上昇が高血圧、高コレステロール、炎症マーカーの上昇と有意に関連していることが示された。

心拍変動(HRV)も同様の物語を語る。『Frontiers in Neuroscience』の研究では、慢性的なHRV低下が心血管疾患の強力な予測因子であることが示された。長引く心理的ストレスは、そうしたマーカーの形成に先行する。

このように、高いストレス耐性は、身体が水面下で損傷を蓄積し続けていても機能し続けることを可能にする。だが、長期の圧力にさらされたダムのように、限界点は突然、予告なく訪れ得る。

経営幹部は野心が強い

野心は、多くの卓越したキャリア、成果、企業を動かすエンジンである。リーダーをより大きな目標へ、より大きなリスクへと駆り立てる。責任は増し、アウトプットも高まる。野心なくして企業は築かれない。

しかし、野心には、見えにくい生理学的コストが伴う。

野心的な経営幹部が疲労でペースを落とすことはめったにない。役割に伴う圧力と期待は、野心によってさらに増幅され、本来なら休息と回復を促すはずのフィードバックループを上書きしてしまう。

『GeroScience』に掲載されたレビューが示すように、交感神経系の慢性的な過活動、つまり持続する「アクセルを踏み続ける」状態は、高血圧、心血管の問題、認知面の問題に寄与し得る。めったに減速しない経営幹部にとって、これは自分自身、組織、そして最も近しい関係に対しても、負債が複利で積み上がるようなリスクを生む。

次ページ > 経営幹部には、いずれツケの支払いが来る

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